若手ジャニーズタレントが出演するコンサート『ジャニーズ銀座2015』が、4月24日に東京・シアタークリエで初日を迎えました。今回の公演に関しては、ジャニーズコンサート事務局側からチケット当選者に「応援グッズはペンライトのみ持込可能です」と告知されていたことから、うちわの使用に注目が集まっていましたが、当日はうちわを使った応援は全面NGに。会場には「うちわをお持ちの場合は、没収させていただくこともございます（返却不可。）」という注意事項が掲示されるなど、徹底したルールが設けられていたようです。



ジャニーズコンサートでのうちわをめぐっては、今年2月に行われた『ガムシャラJ’sParty!!』の一部公演でうちわの使用が禁止されたことが大きな話題に。特にジャニーズJr.ファンは、応援するタレントの名前や「投げキッスして」「ピースして」といったファンサービスをお願いする手作りうちわを活用しているため、「うちわ禁止」に落胆するファンが続出。さらに、今度は『ジャニーズ銀座2015』でも、応援グッズの持ち込みが「ペンライトのみ」と指定される事態になり、多くのファンが困惑していました。

そんな中、コンサートでのうちわの使用に関して、出演Jr.が「Myojo」2015年6月号（集英社）で言及しています。『ジャニーズ銀座』の序盤と5月30日～6月1日の公演に出演する、岸優太、神宮寺勇太、岩橋玄樹、高橋海人、平野紫耀、永瀬廉の「Aチーム」の座談会で、岩橋が同公演について「ねぇねぇ、思いきって観客席のうちわナシっていうのは？」と提案しているのです。「え、ナシ？」と驚く岸に、岩橋は2月の『ガムシャラ―』でもうちわの応援がなかったことを説明し、

神宮寺「お客さん、最初は戸惑ってたけどね。でも、だんだん盛り上がったよね」
高橋「やっぱうちわ持ってると、そっちに意識がいっちゃうから」
岸「誰かひとり出しちゃう人とかいなかったの？」
岩橋「いなかった！」
神宮寺「開演前にアナウンスがあって、正直、幕が上がるまで怖かったよ。でも、始まったらみんな守ってくれてて、すげーうれしかった」
岩橋「過去最高の盛り上がりだった」

と、ステージに立っていた岩橋＆神宮寺がコンサートの様子を報告。このやり取りに永瀬は「ただ、盛り上がるほうがもちろんうれしいけど、悲しむファンのコもおるよな。なるべくみんながよろこぶことしてあげたいなぁ～」と、ファン目線でコメントしていました。

このような発言で、『ジャニーズ銀座』でうちわの持ち込みが禁止されたのは「出演者の希望か」とファンの間で波紋が広がる一方で、あるジャニーズファンのツイートが注目されています。それは、Jr.の京本大我の実父で俳優の京本政樹が4月26日に福岡県で行った、シングル「Doubt～ダウト～」の発売イベントに参加した人のツイート。イベントにうちわを持っていたファンがいたことから、京本の父は、最近のジャニーズのコンサートでうちわが禁止になったことについて「社長が言った」と、ジャニー喜多川社長の指示であることを明かしたというのです。

参加者のレポートによれば、それは「アイドルが一点に集中」してしまうことが理由だそうですが、ジャニーズファンの参加者は珍しかったのか同様のレポートは少なく、信ぴょう性は不確定。しかし該当のツイートは5,000件以上もリツイートされ、大きな話題となっています。

『ジャニーズ銀座』の25日の夜公演では、ペンライトはうちわ使用時の規定である「胸の高さ」ではなく、上にあげて盛り上がっていいというアナウンスがあったとか。『ガムシャラ』では、スタンディングのお客さんがいることもあって、ファンから「視界良好」「会場が一体になってた」といった好意的な声も多く見受けられましたが、今回は「クリエ、ファンのノリも今ひとつだった」「盛り上がりに欠けてた」というコメントも。

うちわの使用禁止についてはファンの間でも賛否両論がありますが、『ジャニーズ銀座』はファンがアイドルのパフォーマンスに集中できるいい機会。応援しているアイドルの歌やダンスの成長を楽しむのもひとつの手かもしれません。