「電気の振動を分離する」から!? 堂本剛、Mステで石を持って歌った理由を明かす
2015.5.26
<ジャニタレ掲載誌チェック!!>
KinKi Kidsの堂本剛が真っ白な衣装で表紙を飾っている、「オリスタ」6月1日号(オリコン・エンタテインメント)。今号では、5月20日に発売したばかりのソロアルバム『TU』の全曲レビューやインタビューなどを含む特集が組まれています。
剛といえば5月22日に出演した『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)での、マイクと一緒に水晶を握りしめ、曲の途中で大きな石を持ち上げる、といった謎のパフォーマンスが物議を醸しましたが、今号ではその理由なども説明されています。
最近の剛は音楽機材の上などにクリスタルを置くことにハマっているそうで、その理由を「簡単にいうと、電気の振動がクリスタルによって安定して、いい感じで分離」するからと語っています。実際に使ってみると「音があからさまに変わって、いい効果」を実感したそうで、このスタイルを今後のライブにも取り入れていくとのこと。
今回のパフォーマンス、ネット上などでは「教祖感ありすぎ」などと騒がれていましたが、剛のソロといえば過去の衣装などを振り返ってみても奇抜なものが多く、歌詞も独自の世界観を構築しており、近年ではもはや当然のこととして受け入れられてきました。
もともとはジャニー喜多川社長から「自分で作詞作曲してみたら?」と勧められ、ジャニーズタレントでは初となる自作曲で2002年にソロデビューを果たした剛。以降も「堂本剛」名義のほか「ENDLICHERI☆ENDLICHERI」や「美 我 空」(びがく)、「SHAMANIPPON」(シャーマニッポン)といったソロプロジェクトを始動させています。
今回のアルバムにはMステで披露した「恋にも愛にも染まるような赤」のほか、剛流のウエディングソング「まだ 見ぬ 最愛」(初回盤Bのみ)など、バラエティに富んだファンキーな楽曲を収録。「生死 飛ばしたい 天国(あそこ)に♪」などの衝撃的なフレーズが飛び出す「天命さん」については、あまりにも自由すぎるセンスにバンドメンバーからも「なんか、歌詞がアレな気がするけど大丈夫なの?」と心配されたのだとか。
今回のアルバムを“肩の力を抜いて制作できた”と語っていた剛ですが、その理由を「仲間がたくさんいるからっていうことが大きいかもしれないですね。理解者というか、わかり合える人たちと音楽を作ったっていう」と解説。この仲間とはミュージシャンであったり、広い目で見れば事務所やスタッフも指している言葉であろうと推測されます。
そして「世の中のシステムや常識の上で生きてるから悩むんじゃないかと思うんですよ」「そこは、関西弁でいう“知らんがな”を持ち込めば、“ま、どうでもいいかな”って感じれると思う」と、現在の自分の音楽活動のスタンスを説明。この“知らんがな”という言葉について「世間体に対して、どう思われてもいいじゃないかっていう意味での“知らんがな”ですね」と解説し、彼の目線が堂本剛というアイドルのイメージや既存のJ-POPのスタイルにとらわれずに音楽と向き合う形にシフトしてきたことを語っています。
ジャニー社長を筆頭に、スタッフやミュージシャンらよき理解者を集め、横から口を挟まれにくい“治外法権”な制作環境を固めてきた剛。「今の日本の音楽業界に対して、あまりにもみんながいろんなことを考えすぎてるなって感じてて」などとシーンの現況を憂いていましたが、パブリックイメージやセールスなどの大人の事情をいい意味であまり気にせずに“知らんがな精神”で突き進める彼は、ある意味、ここ日本において最強に自由なアーティストといえるのかもしれません。
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