【ぶっちゃけ発言】木村拓哉「引きずってたらやってられないですよ、“木村(拓哉)”は」

2015.6.7

また中居くんの「木村を守らなきゃ」本能をくすぐる名言を生み出したね!



――ジャニーズアイドルといえども、やっぱり一人の男。思わずポロリと漏らした発言から、彼らの素の顔が見えるかも!?

今回の発言者
木村拓哉(SMAP)

「引きずってたらやってられないですよ、“木村(拓哉)”は」



アイドル誌「ポポロ」7月号(麻布台出版社)に掲載されたSMAP木村拓哉のインタビュー。現在放送中の主演ドラマ『アイムホーム』(テレビ朝日系)にかけて「表の顔と裏の顔」をテーマに、素の木村に迫っている。『アイムホーム』は、事故によって大けがを負った木村演じる主人公が、記憶を断片的に失い、さらに妻子の顔に仮面が着いているように見えてしまうというもの。所縁のある人と交流していく中で、過去の自分の冷徹な言動を知り、戸惑いながらも少しずつ自分を取り戻していくという内容だ。

インタビューで自身の二面性を聞かれた木村は、「俺ほどまんまの人間もめずらしいと思うよ」「なんかあるとすぐに顔に出るから(苦笑)。いつも『この仕事に向いてない』と言われてます」と、世間が思ってるイメージとギャップがないと話した。「基本的にはいつも前向きですからね。めちゃめちゃ落ち込むとか、何かをずっと引きずってしまうということはない。だって、引きずってたらやってられないですよ、“木村(拓哉)”は」ときっぱり。続けて、「なんたって人がぶらさげてくるものがハンパないんでね。そこはもう長年の経験や、人生の先輩たちのアドバイスによってだんだんと培われたものかもしれません」と“引きずらない”理由を冷静に語った。

『アイムホーム』は、4月期の民放連続ドラマの中では視聴率トップに位置し、好調な推移を見せている。今までの主演作のようにF1レーサーや総理大臣といった特殊なキャラクターではなく、「普通のサラリーマン」を演じる木村が視聴者には新鮮だったようで、テレビ朝日の吉田慎一社長や編成局担当の平城隆司常務からも、木村の好演を高く評価されたばかり。しかし、放送前は、木村がテレビ朝日の連続ドラマ初主演ということもあり、視聴率が取れるのかが大きく注目されていた。国民的スターの宿命だろうが、「人がぶらさげてくるものがハンパない」という言葉にも長年の苦悩が滲み出ている。

それを裏付けるのが、放送作家・鈴木おさむが2013年10月にアップしたブログ記事だ。鈴木氏といえば、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)などを手がけており、木村をよく知る人間の一人。当時、木村の主演ドラマ『安堂ロイド ~A.I. knows LOVE?~』(TBS系)の初回が放送され、その内容や視聴率が騒がれていたことに触れ、「木村拓哉という人生において、何度もあるこのプレッシャー。すごく大変だと思います」と同情を寄せた。そのうえで、あるサッカー選手がワールドカップに出る本番直前に木村に電話をかけて「緊張してる」と伝えたところ、木村が「そのプレッシャーを感じられる人は日本で11人しかいないんだから、その緊張を楽しみなよ」と激励したというエピソードを披露。「色んなステージを経験したからこそ出る言葉。すっげー格好いいなと思いましたよ。とても同じ年とは思えない。今日も凄いプレッシャーだろうな。でもね、こんなプレッシャーを感じられる人って、日本で、彼1人なんですよね」とつづった。

長年近くにいるスタッフでさえ感じる木村のプレッシャー。責任の大きさをひしひしと感じるからこそ、本人はあえて「引きずらない」と話しているのかもしれない。立場を自覚した上で、自分らしさを保つ術を身に付けた木村は、スターのステージをまた一段昇ったと言えるだろう。

木村拓哉 関連記事

[recommend tag↓] [recommend tag↑]