7月からともにソロコンサートツアーを行っている、KinKi Kids。光一がF1や科学オタク、剛は魚、お笑い好きなど、それぞれに独特な感性を持っていることで知られていますが、スタートしたばかりのツアーのMCでも、2人の個性が存分に発揮される内容になったようです。



光一は7月8日に発売されたニューアルバム『Spiral』を引っさげ、12日の北海道公演を皮切りにツアー『KOICHI DOMOTO LIVE TOUR 2015 Spiral』がスタート。光一のMCは、ジャニーズアイドルとは思えないほどの“毒舌”が魅力となっており、過去には『ジャニーズカウントダウンコンサート』で共演したNEWS・手越祐也がファンを「子猫ちゃん」を呼んだことを受け、その後のKinKi Kidsのコンサートで「僕には化け猫しか見えないんですけど……」とキツイ一言を発したこともありました。

今回も初日から“舌好調”だったようで、ファンのレポートによれば、MC中には「おじさーん」というファンのかけ声に対して「おばさーん」「おばさんがたくさんいらっしゃいますね」と、ストレートに攻撃。男性ファンから「光ちゃ～ん！」との声が掛かった際にも、「僕そっちの気はありません。抱きしめるのは女性だけ」「僕にも選ぶ権利があります」と、“光一節”を炸裂させていたとのこと。

また、手越と並ぶジャニーズ界の王子様キャラ、Sexy Zone・中島健人を引き合いに出し、「（中島のように）『みんなが恋人』みたいなことは言わない」とキッパリ。これらの発言は自分とファンとの関係性があるから言えることだとフォローも入れていたそうですが、ファンの声援に対して「Hey!Say!JUMPのファンには勝てません！」「うるせぇな」と返す一幕もあったとか。Twitterでは、光一の名物ともなっているこれらの“暴言”ネタで沸いていたよう。

そんな光一は「POTATO」2015年8月号（学研パブリッシング）のインタビューでも、コンサートに関する話から「あ、ひとつ言っておくと後ろの席は見えてませんから（笑）。ウソ言ってもしょうがない、本当なんだから（笑）。ライブは見える見えないなんて関係ないんだ。感じるんだよ」と、ドSな一面と名言を織り交ぜてコメント。「Wink up」2015年8月号（ワニブックス）の「伝言板」コーナーでは、コンサートでも話題に上がった中島に対して「どう？　ファンを愛してる？　オレは転がしてるぜ（笑）」と、本音が垣間見られるメッセージを送っていました。

その一方で、7月15日～10月9日までソロツアー『TU FUNK TOUR 2015』で全国を巡っている剛も、光一とは別の意味で会場のファンに衝撃を与えたようです。

『ミュージックステーション』（テレビ朝日系、5月22日放送）でマイクと一緒にクリスタル（水晶）を手にしていたように、最近のソロ活動時には「クリスタル」をポイントに置いている剛。「オリスタ」6月1日号（オリコン・エンタテインメント）などの雑誌では、クリスタルの効果について「簡単にいうと、電気の振動がクリスタルによって安定して、いい感じで分離」すると力説し、ディープな世界観が反響を呼びました。剛の“石好き”がおなじみになっていることもあり、コンサートグッズには「ネックレス～クリスタルじゃないよ アクリルだよ～」「Quartuz Light（ペンライト）」といった商品も販売されています。

そして、大阪城ホールで迎えた初日は、ステージ上に複数のクリスタルが設置されていたといい、中には剛の私物も含まれていたとか。剛は地元・奈良県の天川村でしか採れないという貴重な「レモンクォーツ」のネックレスを自慢したほか、雑誌でも語っていたようにクリスタルが音に与える影響について力説。剛自身も「セミナーみたい」と口走っていたそうですが、今回のMCについてファンからは「クリスタル講座」「石セミナー」「鉱物セミナー」という声もあがっていました。

また剛は、マイクと一緒に握って歌ったり、先端の部分をピックの代わりにしてギターを弾いたり、クリスタルを多用。親しみを込めてなのか「石ちゃん」と呼び始め、思わず「おいしそう」とつぶやく場面もみられたそうです。F1好きの光一もかつてタイヤについて「美味しそう」と発言したこともあり、「似た者同士」と指摘するファンの声も見受けられました。

個人の活動では独自路線を貫きつつも、どこか共通するトークでファンを楽しませているKinKi Kids。個人では好きなことに没頭している分、集まったときの“化学反応”が楽しみな2人です。