発表から3日たってなお、ジャニーズファンを混乱に招いている、KAT-TUN田口淳之介の来春でのグループ脱退＆ジャニーズ事務所退社。事務所はKAT-TUNの解散はないとしながらも、「今後の活動に関してましては、残るメンバーにとって最良の方法を協議し、改めてご報告させて頂きたいと存じます」とコメント。赤西仁、田中聖に次ぐ3人目の脱退者ということもあり、「『最良の方法』が怖い」とグループの未来を案じるファンは戦々恐々としている。特に、来年3月のデビュー10周年に向けていまだなんの予定も立っていないことが、不安をより駆り立てているようだ。



　そんな中で、残されたメンバーであり、KAT-TUNの顔ともいえる亀梨和也が、東京・渋谷にあるジャニーズファミリークラブに姿を見せ、偶然居合わせたファンと交流を果たしたようだ。

　複数の「ラッキーなファン」のツイートによると、亀梨がファミリークラブに“降臨”したのは26日の午後2時ごろ。ファンの間でも有名なスタッフ・T子さんとともに訪れたよう。仕事ではなく「事務所に用事があったついで」という完全なプレイベートだったようだが、今回の騒動に関して居合わせたファンに説明。田口の脱退に関しては亀梨自身も納得していないとしながらも、KAT-TUNのメンバーとしてファンや関係者に謝る責任があると話したようだ。また、来年にはドラマやツアーをやるとも話し、KAT-TUNとしての予定があることも示唆。これには多くのファンが歓喜の声を上げている。そして最後はファン一人ひとりと握手をしていったといい、誠実な彼らしい対応だったよう。

　一方で田口は、26日にジャニーズ公式携帯サイト「Johnny's web」の連載「淳之介田口の話」を更新している。

　「まず始めに、応援してくださっている皆さんを悲しい気持ちにさせてしまってすみません。加えて、今後について不透明な説明しか出来ていない現状に申し訳ないと感じています」と謝罪。メンバーに説得されて悩みながらも、「その間にも仕事がありましたが、一つ一つの仕事をメンバー全員がKAT-TUNとしてのエンターテイメントを届けようという思いで全力で取り組んでいたことに偽りはありません」と、仕事面での惰性はなかったと断言している。「そして、これからも、亀、ウエピ、中丸くんのKAT-TUNをどうか宜しくお願い致します」と、3人への気遣いも見せた。

　一連の動きに、Twitterには「一生ついていく」「気持ちが楽になった」「少しは笑えるようになった」という書き込みが上がっている。田口脱退の傷はまだまだ癒えないが、亀梨が来年の予定を明かしてくれたこと、田口が自らの言葉でファンに伝えようとする気持ちが見えたことで、絶望の中に小さな光を見たファンも多いのではないだろうか。「残るメンバーにとって最良の方法」がいつ発表されるかは不明だが、ファンの希望を壊さない形であることを願いたい。