「活動休止するってこと?」KAT-TUNファンクラブ会報のあいさつで、ファンに広がる不安

2015.12.29

3人は「けじめをつけたい」んだよね?

 12月24日から27日にかけてKAT-TUNのファンクラブ会員に届いた会報が、ファンに不安を与えている。



 11月に来春での田口淳之介のグループ脱退&ジャニーズ事務所退社が発表され、グループの先行きが不透明なKAT-TUNだが、3月22日にはデビュー10周年が控えている。通常、ジャニーズグループのアニバーサリーイヤーは、全国ツアーやベストアルバムの発売という華々しい活動が増えるが、現在のところは未定。田口の脱退発表の際、ジャニーズ事務所は、グループの解散はないとしながらも、「残るメンバーにとって最良の方法を協議」すると発表していた。

 今回の会報でも、亀梨和也・上田竜也・中丸雄一の「残りの3人」は、度重なるメンバー脱退をファンに謝罪し、言葉を選びながら「最良の方法」について協議していることを明かしている。

 田口の選択を1人の人間としては理解できても、「KAT-TUNとしての僕にはそのジャッジはできない」と語るなど、アイドルとして生きる覚悟とグループ愛を持つ亀梨は、「KAT-TUN自体も、KAT-TUNとしてやってきたことも、もうこれ以上傷つけたくない」と言及。メンバーの脱退により3回もファンを裏切っているため、「『ここからまた頑張ろう』という単純なことではいけない」「(グループとして)新たな提示をしなければいけない」と、再スタートには相当な決意が必要だと考えているよう。

 冒頭から、言葉を変えてファンに謝罪を繰り返す上田は、「どう伝えるのがベストか分からないんだけど…ファンのみんなには、笑ってほしいんですよ」と、不安と混乱を極めるファンを気遣っている。そして今後についても、「どうしたらみんなに笑ってもらえるのか。(略)少しでも皆さんに幸せになってもらえるようなことがしたい」と、ファン最優先の姿勢を貫いていた。

 そして中丸は、「こうなってしまった以上、ここからベストは何かを探していかなくてはならないし、それは自分たちの気持ちだけで決められるものではない。とにかくKAT-TUNというグループとそのグループを応援してくださっている方々のためになる選択とは何か、を時間を掛けてしっかり考えていく必要がある」と、グループ最年長ならではの現実的な言葉で締めていた。

 このシビアな言葉の数々に、「会報読んで不安が増した」「活動休止するってこと?」「前向きに行こうってなってないのが怖い」「KAT-TUN追い込まれてる」「解散しないで~」「今やばい状況なんだなっていうのがなんとなくだけどわかった」と、ネット上では最悪の事態を予想するほど、不安に駆られるファンが多いよう。

 脱退までの葛藤を明かした「myojo」2016年2月号(集英社)のインタビューで、「解散ってことは、メンバーからも、スタッフさんからも、今の今まで出たことないです。解散という言葉を口にした人は、今までいないから」と明かしていた田口。28日に放送された、『KAT-TUNの世界一タメになる旅!』(TBS系)でも、メンバー・スタッフともに脱退をネタにするなど、今回の騒動を乗り越えようとする姿が見てとれた。では、いつ、どういった形で「最良の方法」が発表されるのか。ファンの不安はしばらく続きそうだ。

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