草なぎ剛主演の『スペシャリスト』、SPドラマから育ててきたキャラクターと練り上げられた脚本で好発進

2016.1.19

台本わからないことが正解、という草なぎメソッド

<ジャニタレドラマ・ネットの声>

■『スペシャリスト』(テレビ朝日系、毎週木曜21時)初回視聴率17.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)

 SMAP草なぎ剛が主演を務める連続ドラマ『スペシャリスト』が、1月14日に初回を迎えた。2013年にスペシャルドラマとして放送された第1弾が19.4%の高視聴率を獲得した作品で、今回は満を持しての連ドラ化。13日に一部スポーツ紙がSMAPの“解散危機”を伝え、世間が大騒ぎとなる中、ドラマ初回当日の14日には草なぎが『グッド!モーニング』など同局の情報番組にはしご出演。こうした草なぎの努力が実ったのか、連ドラの初回も17.1%の好スタートを切った。



 今作はある事件に巻き込まれ、殺人未遂罪の冤罪で10年間服役した刑事・宅間善人(草なぎ)が、服役期間に記憶した犯罪者のデータ、犯罪手口などをヒントに、難事件を解決するというストーリー。宅間は京都府警の「特別捜査係」で、仲間の姉小路千波(南果歩)、松原唯子(芦名星)、堀川耕平(平岡祐太)と事件捜査してきたが、連ドラ開始前の昨年12月12日に放送された『スペシャリスト4』では、後ろ盾になっていた京都府警本部長・高倉紀一郎(大杉漣)の死に直面。宅間は、警察庁幹部・滝道博喜(吹越満)に導かれ、自身の冤罪事件の真相に迫るためにも東京行きを決意したのだった。

 そして、連ドラでは舞台を京都から東京に移し、女刑事・我妻真里亜(夏菜)や捜査一課の刑事・野方希望(和田正人)といった新たな面々が加入。第1話は、刑務所に収監された宅間の「俺はまた、ここに戻ってきた」という衝撃的な一言からスタート。そこから話は10カ月前にさかのぼり、宅間が新部署「総合事犯対応係(仮)」に配属された我妻とコンビを組み、名家で起きた小説家刺殺事件の捜査に乗り出す過程が描かれた。第一の事件が解決へ向かう中、今度は宅間が新たな被害者を殺害したとして刑務所入り。10カ月後、京都府警時代の仲間の働きによって出所した宅間は、真犯人の元へ向かう……というストーリーで、第1話から波乱含み展開で視聴者をドラマの世界へ引きこんだ。

 第1話終了後、ネット上では「スペシャリスト初回、ストーリー展開も登場人物の掛け合いもテンポよくて面白かった」「犯人が二転三転していくところや、スピーディーに事件が展開して目が離せなくなる」など、高評価が目立った。中には「面白いけど、展開が早過ぎてついていけなかった」という声もあり、これまで2時間ドラマとして成立していたクオリティが、1時間枠の連ドラ版ではどう変化していくのかにも注目が集まっている。

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