「オリスタ」の『Endless SHOCK』特集で改めて感じる、「Show Must Go On」を体現した歴史
2016.2.22
『MILLENNIUM SHOCK』(00年)→『SHOW劇・SHOCK』(01~02年)→『SHOCK is Real Shock』(03年)→『Shocking SHOCK』(04年)、そして現在にいたる『Endless SHOCK』(05年~)と変遷を遂げ、ストーリーや演出、キャストを入れ替えながら続いてきた作品だが、まず注目すべきはこれまで出演してきたジャニーズの仲間たちだ。
主要な役を演じてきたキャストの中には、生田斗真や錦戸亮(関ジャニ∞)ら現在もドラマや映画で活躍する“演技派ジャニーズ”に加え、初期の04年までの公演には朝ドラ『純と愛』(NHK、12年)でお茶の間にまで一気に知名度を広げた風間俊介の名前も。また、得意のフラメンコなど多彩なダンスをこなせる今井翼(タッキー&翼)、振付師としての顔も持つ屋良朝幸といった、ジャニーズの中でもパフォーマンスに定評のあるダンス名手の顔ぶれも目立つ。“卒業生”の錦戸が「僕の土台は“SHOCK”です!」という名言を残しているが、振付師に、故マイケル・ジャクソンとの仕事で知られるトラヴィス・ペインを起用するなど、クオリティの高さで知られるこの作品が、ジャニーズの演技やダンスの底上げという役割の一端を担ってきたことがわかる。
そして「自分を極限まで追い込んで、初めて生まれた自信は強いでしょ。それがあれば、どんなピンチにも立ち向かえる」(08年11月10日号)、「全員が限界を超えるっていう稽古をしてきたわけだから、自然と一体感は生まれる」(13年5月6日・13日号)といった光一の“SHOCK語録”を見ればわかる通り、座長としての光一の考え方は、体力やスキル面であえて自分やカンパニーを追い込むスタイル。
光一本人もイリュージョンやさまざまなタイプのフライング、そして恒例の階段落ちといったハードな演出でケガに悩まされてもいるが、06年の公演では今井が骨折で降板し、錦戸が代役で出演。また11年には東日本大震災の影響で一部公演が中止、15年にはセットが倒れて負傷者が出るなどさまざまなトラブルに見舞われてきている。そんな“SHOCK”の事件簿を含めた歴史を順にチェックしていくと、初演時から引き継がれる「Show Must Go On」のスピリットをより強靭なものにしながら持ち続けていることが伝わってくるのではないだろうか。
掲載された過去15年間の30点以上の公演や取材時のショットを見比べると、衣装とヘアスタイル以外にほとんどビジュアルに変化がない光一の“オバケっぷり”にも目を見張ってしまう。過去公演の思い出を噛み締めつつじっくりと味わいたい企画だ。
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コメント
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名無しだJより 2016年03月09日 3:19 AM
早く芸能界やめてください
匿名より 2016年02月22日 9:24 PM
光一くんからは、空虚ではない力強いエネルギーをもらえます。