メリー氏と夫の意外な馴れ初めからSMAP解散騒動まで追った、『増補新版 本当は怖いジャニーズ・スキャンダル』

2016.5.14

『増補新版 本当は怖いジャニーズ・スキャンダル』(鹿砦社)



 CDやDVDを発売すれば常にランキングの上位を獲得し、コンサートを開催すれば全国で何万人も集客する。テレビや雑誌で姿を見ない日はないというほど、多方面で活躍しているジャニーズ事務所のアイドルたち。そんな輝かしい功績の陰で、さまざまなスキャンダルを生み出してきた。しかし、一部のマスコミを除いて、それが大々的に報じられることは少ない。大手出版社やテレビ局はジャニーズスキャンダルを扱うことで事務所から「引き揚げ」処置を取られることを恐れているからだ。それほど、「ジャニーズ利権」というべき、所属アイドルの持つ“数字”は大きいのだろう。



 とはいえ、華やかな表舞台の裏には、さまざまな人々の思惑がうごめく闇がある。その裏表を知ることが、ジャニーズの本質に迫ることになるのだ。ジャニーズ50年あまりの歴史、とくにスキャンダルをまとめたのが『増補新版 本当は怖いジャニーズ・スキャンダル』(鹿砦社)。本書は2013年3月に発売されたが、今回刊行された「増補新版」には、今年1月に起こった“SMAP解散・分裂騒動”の情報を追加。騒動の発端やジャニーズ事務所の今後、さらに、騒動に関わった重要人物の実名まで書かれている。

 本書によれば、2015年1月22日発売の「週刊文春」(文藝春秋)に掲載された1本の記事が“SMAP解散・分裂騒動”の引き金であったという。その記事は、「ジャニーズ女帝メリー喜多川怒りの独白5時間」と、センセーショナルに銘打たれ、10ページにも及ぶ異例の大型インタビュー。ジャニーズファンのあいだでは、まことしやかにささやかれていた、メリー氏の娘である藤島ジュリー景子氏とSMAPのチーフマネジャーであった飯島三智氏との“派閥問題”が取り上げられ、メリー氏は怒髪天を衝く勢いだった。つまり解散騒動が起こる1年も前から、すでに亀裂が生じていたのだ。

 そして、2016年1月13日に「日刊スポーツ」と「スポーツニッポン」が第一報を報じるのだが、そこにはジャニーズ事務所の巧みな戦略があったという。「このスクープは、もともと『週刊新潮』が翌14日に出す予定だった。しかしその内容は、ジャニーズ事務所に追い詰められた飯島がやむなく独立するという、ジャニーズ側に好ましくない論調だったため、それを知ったジャニーズ側は御用メディアのスポーツ紙に自らリークし、1日早く有利なニュアンスで報道させたものである」と書かれているとおり、ジャニーズ事務所がスポーツ紙と週刊誌の情報公開を操作していたという事実があったのだ。その後も報道は絶えることなく、次第に情報は錯綜。ファンからSMAP本人たちからの言葉が聞きたいという声が高まったところで、同18日に『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)での“生謝罪会見”へとつながったというわけだ。

 この会見で横並びになったSMAPだが、リーダーである中居正広は端へ追いやられ、事務所への残留を望んだとされている木村拓哉が中心に立っていたことが話題になった。ではなぜ、木村だけが残留を望んだのだろうか。その背景には、木村の妻である工藤静香と、工藤をかわいがっていたバーニングプロダクションの周防郁雄氏、ケイダッシュの谷口元一氏、そして飯島氏が関係してくるというのだ。

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コメント

  1. 名無しだJより 2016年05月15日 12:12 AM

    ジャニーズ最低

  2. 名無しだJより 2016年05月15日 2:29 AM

    別に真実であれ、どーでも良い。

    アイドルは夢を売るなんて言うけど、ファンを増やして、お金巻き上げる商売なんだもん‼︎綺麗も汚いもないでしょう。それに群がるハイエナがウジャウジャしてるんでしょ?

    それを理解してファンは現実逃避を楽しむんだから…。

  3. 名無しだJより 2016年05月15日 3:06 AM

    こんな本が出てたんだね。ジャニーズ事務所は本当に昔から色々と暴露本があるし、悪評だらけ。いい所なんて思ってない。

  4. 名無しだJより 2016年05月15日 1:21 PM

    >騒動をややこしくしていたのは、SMAP自身ではなく、その周辺にいた人物
    周辺じゃなくて、木村がやらかしたとしか読めないんだけどw

  5. 名無しだJより 2016年05月16日 12:49 AM

    カスーンの事にはダンマリしSMAPみたいなオッサン優遇とか矛盾ばかりだな。

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