「赤い公園」の津野米咲、井出コウジらベストアルバム収録曲のクリエイターがSMAPへの思いを語る

2016.12.25

ベストアルバム、涙でちゃんと聞けてない



 SMAPのベストアルバム『SMAP 25 YEARS』が12月21日に発売され、大きな反響を呼んでいる。同作は、シングル・アルバムなど400以上の候補曲の中からファン投票によって選ばれた50曲を収録。25年の歴史が詰まった3枚組アルバムとあって、発売初日のオリコンデイリーアルバムランキングでは26.8万枚を記録した。そんなアルバムのリリースにあたり、SMAPの楽曲を手掛けたアーティストがラジオやTwitterを通じてSMAPに対する思いを明かしている。



 シングル「Joy!!」(2013年6月発売)の作詞・作曲を担当したバンド「赤い公園」の津野米咲は、自身のラジオ『ゆうがたパラダイス 赤い公園・津野米咲のKOIKIなPOP・ROCKパラダイス』(NHK-FM、12月21日放送)でSMAPを特集。1曲目には自身がSMAPの曲で一番好きだという「オリジナルスマイル」を流し、ベストアルバムには入っていない「朝日を見に行こうよ」と「しようよ」を例に挙げた上で、「私にとってSMAPっていうのは、いつもこうやって誘ってくれるような。『一緒にしよう』って言ってくれるような存在なんですね。『オレが元気出すからお前も元気出せ』みたいなことではなくて、“もっと日常的に弱さや悲しみを知っている人たちじゃないか”という勝手な憶測なんですが」などと“SMAP論”を展開した。

 さらに、津野はベストアルバムで16位に選ばれた「Joy!!」の制作秘話も告白。赤い公園は12年にメジャーデビューを果たしたが、津野は心身ともに調子を崩し、秋頃から活動を休止していたという。バンドとして「帰ってこれるかどうかわからない」と思っていた同年の暮れに「ダメもとで書いてみよう」と、SMAPの楽曲作りを進めたとか。

 こうした過程を振り返り、津野は「何より、私が今こうやって帰ってこれたのは、SMAPが私が書いた『Joy!!』を歌ってくれたっていう大きな自信と、本当にうれしかったんですね。音楽作ることしか取り柄のない私ですから。もう大好きなSMAPに、あの時みたいに、こういう風に『朝日を見に行こうよ』『しようよ』っていう風に私たちを誘ってくれるようなSMAPが“見たい”“聴きたい”と思って。その一心で書いた曲なので」と回顧。「歌ってもらえて、みんなに届いて、本当に本当に嬉しくて。私は自分のやるべきことを思い出して、バンドとして帰ってくることができました。本当にありがとうございました。私にとって、とっても大事な1曲です」と話し、番組のラスト曲に「Joy!!」をセレクトした。また、SMAPファンのリスナーから「また機会があれぜひSMAPに曲作ってほしいです」とのメッセージが届くと、「『機会がない』なんて誰が言い切れるっていうね」と、つぶやく一幕も。

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