1988年4月に結成、91年9月9日にCDデビューしたSMAPが、まもなく約25年の歴史を閉じようとしている。「チーフマネジャーの退職」「派閥問題」などさまざまな原因が挙げられているが、決定的ともいわれているのが「メンバーの不仲」。しかしファンが見守ってきた日々は、「不仲」とはかけ離れたものだった。そこで、SMAPのメンバー仲を振り返るべく、思わず頬が緩んでしまうようなエピソードをわずかながらも紹介したい。香取慎吾とメンバーの仲良しエピソード（2000年以降編）をプレイバック！



【香取慎吾×中居正広】

・2003年に放送された『SMAP×SMAP』（フジテレビ系）にて、「2人きりの本音トーク」と題した企画が放送された。そこで中居は、「なにかあったら（SMAPを任せられるのは）慎吾だなって」と告白。コンサートなどプレッシャーがかかる舞台の前、体調が悪くなり倒れることがあるという中居は、最年少の香取を頼りにしているよう。それは2人の性格が似ていて、“客観的”にグループや個人を見ることができるからであると中居が語り、香取はうなずきながら静かに聞いていた。

・12年発売の「TVfan」で、中居について語っていた香取。同年に中居が主演を務めたドラマ『ATARU』（TBS系）で演じていた役“チョコザイ”に絡め、「中居くんはねぇ……チョコザイですよね。『ATARU』みたいな人ですよ。（心の内が）読めない」としていたが、「まあ、世の中で僕が一番読めるとは思ってるんですけど、自分の中で」と、自信に満ち溢れた発言をしていた。さらに、「発言1つ1つに惑わされる。（中略）スゲー弱い部分も持ってたりして……ズルいですよねぇ（笑）」と、やたらと“自分しか知らない中居”を強調しており、当時このインタビューを読んだファンは悶絶していた。

【香取慎吾×木村拓哉】

・14年、SMAPが総合司会を務めた『FNS 27時間テレビ』（フジテレビ系）。放送前、総合司会の経験がほとんどない木村と稲垣吾郎がどのように振る舞うのかが「楽しみ」だとラジオで語っていた香取。しかし、「木村拓哉は常にさ、木村拓哉でいそうなのに、25時間くらいとかになったら、なんか『は～い……きむらたくや……です……』みたいなぐらいに、ボロボロになっちゃったらどうしよう……」と、木村の醜態が晒されてしまうことを心配し始める。「そのときはボクが映らないようにします、木村くんを。見せられない、その姿！」と宣言。木村にはいつでもカッコよくいてほしいという、香取の気持ちが表れている発言である。ちなみに「吾郎ちゃんはいいけど」とのこと。

・芸能界随一の“ファッション好き”として知られている香取。そんな香取でもついマネしたくなるのが、木村のスタイルのよう。15年に放送された『SMAP×SMAP』の企画「シャッフルビストロ」にて、香取が“客”として訪れたとき、「木村くんが雑誌の表紙で着ていたコートを買いに行きました」と明かした香取。男性誌の表紙を飾った木村の写真を見て、すぐさま本人にブランドを確認。写真を撮ってその店に行き、「この木村くんが着てたコート……」と言って注文したそう。「買いました木村くんアレ！　ありました！」と、うれしそうに本人に報告していた。