昨年末、初出場の『NHK紅白歌合戦』をはじめ、数々の音楽特番に出演していたKinKi Kids。生放送では、ちょっとしたハプニングやリアルタイムで行われる企画も見どころの一つである。KinKi Kidsの2人が交互にメインパーソナリティを務めるラジオ番組『KinKi Kidsどんなもんヤ！』（文化放送）の2月13日深夜放送回には堂本光一が登場し、『2016 FNS歌謡祭 第2夜』（フジテレビ系）に出演した時のことを振り返った。



　『FNS歌謡祭』放送時にネットでも話題になっていたのが、光一が提供企業紹介のテロップが映される場面で、裸に黒いガムテープを貼り付け、T.M.Revolution「HOT LIMIT」のミュージックビデオでの西川貴教を彷彿させる衣装で登場したこと。

　実際、『FNS歌謡祭』の当日は、番組のオープニングで披露する「シンデレラ・クリスマス」のリハーサルを最初に行うため、光一と堂本剛は午前中にはフジテレビに到着していたそう。オープニングのみのリハーサルを終え、本番同様に通しでのリハーサルを行った後は、3時間ほど待機。その後、自分たちの出演するコーナーのリハーサルを行って、すべてのリハーサルが終了した。しかし、2時間後に本番が始まり、本人たちにとっては3回目となる「シンデレラ・クリスマス」を披露したあと、再び出番まで3時間の空き時間……という長時間拘束だったそうで、光一は「空きが長くてね、楽屋でだんだん、『うえっ、あーっ、あーーーっ！』てなっていくわけですよ。『あーっ、もう暇やっ、暇やっ！』とか」とずいぶん退屈そうにしていたようだ。

　すると、光一のもとに「西川さんの（出番の）ところで、バナナを持って出ていただきたい」というオファーが突然舞い込んできたそう。「じゃあ、『HOT LIMIT』やんって。さっきの『あーっ、あーー』って状況やから、『ガムテ！　ガムテ！』って、そのノリでガムテを貼ったわけですよ」と一気にテンションが急変。だが、光一は勢いでガムテを貼ったものの、話のすれ違いで、西川の出演シーンではなく、提供テロップでの出演であることが判明。それでも光一は「『提供バックや』って言われて。西川くんの歌ちゃうんかい！　西川くんの歌の時に来るんちゃうんかい、オレ『HOT LIMIT』やった意味がまったくなくなるやんってなってんけど、もう貼ったから、ええわ！　これでいく！　って」とガムテ姿で、提供バックに出演したのだという。