4月2日の「読売新聞」に、インターネットの仲介サイトを使い、コンサートチケットを高値転売する業者の横行が社会問題になっているという記事が大きく掲載され、話題となった。転売サイトで高値取引されているチケットの例として、9，000円で発売された嵐のチケットが35万円、7，300円で販売されたSexy Zoneのチケットが24万円で売買されたと書かれている。このように、コンサートチケットの高値転売はジャニーズファンにとっても深刻な問題。



　そんな中、4月8・9日にさいたまスーパーアリーナで行われるコンサート『ジャニーズJr.祭り』の“チケット”が、5日にファンの元に届けられた。今回のコンサートから、ジャニーズ事務所は本格的に「デジタルチケット」の導入を始めると見られているが、転売対策への“本気度”の高さに、ファンの間では驚きの声が上がっている。

　チケットが当選したファンの元には、“QRコード”が送られており、これを入場時にスタッフへ見せることで会場に入れる仕組み。このQRコードを挟むようにして上下に黒い丸がいくつか並んでおり、ページを開いている間ずっと点滅するようになっている。「スクリーンショットの表示では、ご入場いただけません」との注意書きがあるように、この黒い丸はスクリーンショットでの転売を防ぐためのもののようだ。また「当日の持ち物」として、運転免許証や健康保険証、学生証などの身分証明書が必要であると書かれており、入場時に本人確認が行われることをうかがわせている。