ジャニーズのグループには、パフォーマンスをする際に左右対称の位置に立つコンビ、通称“シンメ”が組まれることが多い。例えば、V6森田剛と三宅健、Kis-My-Ft2藤ヶ谷太輔と北山宏光、Sexy Zone菊池風磨と中島健人ら、ベテランから若手まで、各グループにそれぞれ“シンメ”が存在している。



　不思議なことに、ステージ上では息の合ったパフォーマンスを見せていても、プライベートでは接点を持たず、性格自体が正反対だというシンメは多い。それがジャニーズファンの心をくすぐることもあるのだが、似ていることが個性だというシンメもある。それが、ジャニーズWEST藤井流星と小瀧望の2人だ。

　4月22日に発売された「ポポロ」2017年6月号（麻布台出版社）から、「7色のシルエット」と題した新連載をスタートさせたWEST。その第1回に登場した藤井はインタビューの中で、シンメである小瀧についても言及している。

　「（ジャニーズ）Jr.のころからいっしょやし、仕事でもプライベートでも望とはダントツで相性がいい」と断言する藤井。グループの中でも身長が高く、ファンから“ツインタワー”と呼ばれる似たもの同士な2人だが、藤井は「そういう存在ってほかのグループにはいないと思うし、それはふたりでいるメリットというか、強みやな」と語っている。藤井と小瀧は他のグループのシンメとは違い、「仲良し」「似ている」ことが個性だと考えているようだ。

　他のグループと差別化が図れるだけでなく、小瀧と似ていることでライバル意識も芽生えるのだとか。「バチバチしたこともないけど、どこかで負けんとこうっていう気持ちは深層心理のなかであるのかな」と、お互いの存在が“相乗効果”をもたらしていると感じているよう。そんなライバルでありながら、藤井いわく「望とは一度も大きなケンカをしたことがない」とのこと。そんなところも、2人の相性の良さを感じさせる。