虐待・DVといった重すぎるテーマだった『櫻子さん』第2話、藤ヶ谷太輔のヘタレキャラが救いに……
2017.5.5
Kis-My-Ft2藤ヶ谷太輔が出演するドラマ『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』(フジテレビ系)の第2話が30日に放送され、視聴率は初回から0.4ポイントダウンの6.5%(関東地区平均、ビデオリサーチ調べ)だったことがわかった。
太田紫織氏による同名のミステリー小説を原作とした同ドラマは、「三度の飯より骨が好き」という標本士の九条櫻子(観月ありさ)が、その膨大な専門知識を駆使して事件を解決していくストーリー。藤ヶ谷は、櫻子に振り回される形で事件にかかわっていく博物館の技術補佐員・館脇正太郎を演じている。
今回は、迷子の少女を親元に届けたら母親が殺されていた――という衝撃の展開から謎解きがスタート。母親がとっさの判断で床下の収納庫に隠した赤ちゃんも櫻子の推理で見つかり、日常的に母親に暴力を振るっていた父親と思しき男も逮捕された。だが、逮捕された男は少女に暴力を振るっていた件では裁かれることもなく、残された少女と赤ちゃんの未来はあまりにも険しい。そもそも母親が死んだことを少女にどうやって告げればいいのか、誰にも答えが出ないままにエンディングを迎えた。日曜の夜に見るにしてはあまりにも重く救いのない展開に、視聴者からは「つらすぎる」「もっと軽い感じのドラマだと思っていたのに、こんな話になるとは思わなかった」など、動揺する声が上がった。
藤ヶ谷演じる正太郎は今回、偶然見つけた迷子の少女を自宅に送り届けるも、そこで母親の遺体を発見してしまうという役回り。事件モノではおなじみの、なぜか毎回事件に遭遇する役割である。初回ではやたらと骨を怖がるチキンぶりを発揮していたが、今回は何度も背中を刺された遺体に遭遇したのに「うわぁ!」と一度声を上げただけで逃げ出さなかった。その後も、遺体に触れて死後硬直の度合いを確かめる櫻子から目を背けずにその様子をずっと見守るなど、初回に比べるとずいぶんたくましくなった様子を見せた。
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