2016年5月4日に香取慎吾出演のバラエティ番組『おじゃMAP!!』（フジテレビ系）で紹介された「ROOTS FACTORY」に伺い、代表の阪井信明氏から話を聞いた。前半では、収録時の様子や香取から送られてきた手紙についての話が飛び出したが、後半では香取出演のバラエティ番組『SmaSTATION!!』（テレビ朝日系）が放送終了したことについてなど、率直な思いを聞いた。

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ーーー『おじゃMAP!!』放送後は反響が大きかったのではと思うのですが、香取さんが持っていらっしゃるモンペスツールの「ピクニック」を指名買いされる方も多いのでは？

阪井信明氏（以下、阪井氏）　はい、全国からネット注文いただきましたし、実際に店舗に来られる方までさまざまです。放送直後にバーッと売れましたし、今でも買い求める方はいらっしゃいますね。お店には特に週末来店される方が多いですが、とにかく驚いたのは、ファンの方のマナーの良さですね。



ーーーというと、“アイドルファン“にあまりいい印象がなかったのでしょうか……。

阪井氏　ボク、大阪ドームの近所に住んでるんですね。だからわりと、いろんなアーティストのファンの方を見てまして。アーティストによって全然違うもんなんだなあと。ボク、祭りって嫌いじゃないので、ファンの方が勢い余って暴れるというか周りが見えなくなっちゃうのは、「まあ、そんなもんなんだろうな」という認識だったんです。だから逆にSMAPのファンの方に接して、ビックリして。こんなに周りに気を使ったりとかされるんだなあって。自分たちのマナーが悪いと、SMAPの評判が落ちてしまう……っていうことを気にされているのを見て、その気遣いがすごいな～と。ボクが思ってたアイドルのファン像というものが、完全に覆されましたね。

ーーーSMAPファンはSMAPに教育してもらったという気持ちが強い方も多いので、自分たちがメンバーに迷惑かけられないという意識が特に強いのかもしれません。

阪井氏　“ファンがアイドルを作る”という側面もあるんだな、と感じました。中には「うちの慎吾が……」なんていうお便りもいただいたりしてます（笑）。SMAPの活動が長いというのもあると思うんですが、ファンの方の温度が“熟成期”というか。熱狂する時代を経て、熟成に入っている。SMAPファンのみなさんは、すごくファンであることを楽しんでいらっしゃって、それがグループの力になっていると感じるんです。とてもシンプルでいい関係だなと思います。

ーーーファンの間では、SMAPメンバーが紹介した商品を購入するという購買運動が起こることがあるんです。“スマノミクス”と言われているのですが、「SMAPのために経済を動かすぞ！」くらいの意気込みの方が多くて。そのエネルギーは、ファンの鑑と言ってもいいかもしれませんね。

阪井氏　本当にそう思います。