ーーー先日、『SmaSTATION!!』の放送が終了いたしました。今まではそこで紹介された商品をSMAPファンが購入するといったことが毎週のように行われていて。それが“プツッ”と途切れることに、悲しさや悔しさを感じるファンの方が多いのが現状です。“スマノミクス”のような経済効果が無くなってしまうことについて、 「紹介される側」の阪井さんとしては、どのようにお考えでしょうか。

阪井氏　そうですね……。商品を取り上げられたら大変ありがたいということはあるんですが、だから続いてほしいということでもないんです。そういう機会はもっと増えたらいいとは思うんですけど。それよりは、番組が699回で突然終わってしまうことのほうが残念です。

ーーー香取さんからは「1，000回目の放送は東京ドームから生放送で」という、番組継続へ前向きな発言もありましたね。

阪井氏　そうですよね。ファン・演者・取材先・スタッフがみな満足して番組がまわっていたはずなのに、“プツッ”と途切れる必要があるのかなって。番組名にSMAPという名前が使えないという事情があるのはわかるし、終了するのは仕方ないのかもしれないですけど、終わるなら終わるでせめて700回、キリのいいところで「今まで本当にありがとう!!」と華々しくやったら良いのに、と思いました。

ーーーそういうあたりに、違和感があったのでしょうか？

阪井氏　そうです。番組自体、夜遅くなのに視聴率も悪くなかったんですよね？　だったら番組タイトルを変えて、同じキャスティングでやっても良さそうですし。終了しないといけないのは、なんでなんだろうなあと。見たい人は多いはずなのに、そういう食い違いは、果たしていいことなのかな？　と思うんですよ。視聴者に望まれる番組が増えれば視聴率もあがるだろうし、それがベストだと思うんですよね。なんで9月末の700回という放送がないんだろう……と思いました。ここ最近ボクも楽しみに『スマステ』見てたので。

ーーーそういった気持ちが、ブログに書かれていた「もやっとします」に繋がったのですね。ファンとしては、阪井さんのブログが気持ちを代弁してくれたというか、「もやっと」という言葉が「まさに！」という感じでした。阪井さんのような第三者的な立場の方が発言してくださるというのは、ファンにとっても大変心強いはずです。でもそれって、正直とても勇気がいる行為ではなかったですか？

阪井氏　けっこうビビリましたけどね（笑）。「なんの回し者やねん」みたいな。でもボク、回し者でいいやって思って。

ーーーお名前も素性もすべてさらして書いてるワケですから、勇気がいることだったと思います。今も香取さんを応援していることを度々書いてらっしゃいますが、ファンからの反響はありましたか？

阪井氏　コメントだったりメッセージだったり、よくいただきますね。イスを買ってくださったお客様から、手書きのお手紙をいただいたりとか。今のところ、うれしいことだらけです。

ーーー配送のラッピングに香取さんのイメージカラーの緑を使われているのは、やはり応援のお気持ちからですか？

阪井氏　そうですね。モンペスツールを買っていただく方は、香取さんのファンがすごく多いんです。ご注文時にお手紙やメッセージを添えていただいたり。そんなお客さまに「もっと喜んでもらえることは何かないのかな」って考えた時に緑のラッピングを思いついたんです。

ーーーファンって、ついアイドルの“担当カラー”に反応してしまいますからね。

阪井氏　だいたいボクのSMAPに関する知識は、来ていただいたお客さんから教わるんです。「SMAPにはカラーがあってね、慎吾は緑なの！」って。他にも、9月9日はSMAPのデビュー記念日で、「パーティーしたの！」みたいな話をすごくうれしそうにしてくださったり。SMAPデビュー日の翌日にもファンの方が来店して、そのパーティーの様子を報告してくださったんですよ。東京店の店長は、そんな話を聞いて「すごいなSMAP」と思い、今ではすっかりSMAPファンです。初めは他人事だったのが、ファンの方と接するうちに“自分事”になってくるんですよね。最初は「ボクら、この話に混ざっていいのかな？」って感じだったんですけど。

ーーー今日もTシャツ、緑ですもんね（笑）。

阪井氏　はい、もちろん緑です（笑）。