TOKIOが電撃解散――城島茂&松岡昌宏が語っていた、「死ぬまで現役」「『辞めよう』という気持ちはない」グループ愛
2025.6.27
6月23日、城島茂、国分太一、松岡昌宏からなるTOKIOがグループ解散を発表した。先日は、国分に「コンプライアンス違反が判明」(原文ママ、以下同)したとして、無期限の活動休止を公表したばかりだったが、グループとしてけじめをつけることになったようだ。
■国分太一、「コンプライアンス上の問題行為」で無期限活動休止……TOKIOも解散へ
TOKIOは城島、国分、松岡、山口達也、長瀬智也の5人体制で、1994年9月に「LOVE YOU ONLY」でCDデビュー。95年11月、のちに長寿番組となるほど人気を博すレギュラー番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系、開始当時のタイトルは『鉄腕!DASH!!』)がスタートした。
SMAP、V6、KinKi Kidsらとともに1990年代のジャニーズ事務所(現「SMILE-UP.」)を盛り上げてきたが、18年に山口が起こした“事件”により、グループに大きな変化が訪れることに。
山口は女子高生への強制わいせつ容疑で書類送検され(のちに起訴猶予処分)、同年5月6日にTOKIOを脱退するとともに旧ジャニーズを退所。その後、TOKIOはグループで音楽活動を再開することはなく、ボーカル・長瀬が21年3月末に芸能界を引退した。
そうして城島、国分、松岡の3人組となったTOKIOは、21年4月1日にジャニーズグループ(当時)の関連会社となる株式会社TOKIOを設立。そして昨年4月、同社は旧ジャニーズに代わり、タレントのマネジメントを行う新会社・STARTO ENTERTAINMENTとエージェント契約を締結していた。
そんなTOKIOが、またしても危機に直面した。6月20日、『ザ!鉄腕!DASH!!』(以下『鉄腕DASH』)を放送する日本テレビの福田博之社長が会見を開き、「国分太一さんにつきまして、過去に複数のコンプライアンス上、問題ある行為というのが認められました」と報告し、国分の番組降板を発表した。
「問題ある行為」の内容については「プライバシー保護の観点」を理由に詳細を語らなかったものの、「刑事告訴等については、そういう事案ではございませんので、考えておりません」とコメント。番組自体は継続すると述べていた。
同日、株式会社TOKIOの公式サイトでは、グループのリーダーであり、会社の代表取締役である城島のコメントが掲載され、「弊社所属タレントの国分太一においてコンプライアンス違反が判明いたしましたため、本人とも協議の上で猛省を促すべく、6月20日付にて無期限で全ての活動を休止することといたしました」と発表。
国分自身は「長年の活動において自分自身が置かれている立場への自覚不足、考えの甘さや慢心、行動の至らなさが全ての原因です。期限を決めずに全ての活動を休止し、自分を見つめ直させていただきます。改めて、ご迷惑をおかけしましたことを、重ねてお詫び申し上げます」と謝罪した。
以降、各メディアではセクハラ・パワハラ説などさまざまな疑惑が報じられているが、具体的に何が原因で活動を休止するに至ったのか、真相は闇に包まれたままだ。
そんな中、株式会社TOKIOは25日にサイトを更新し、TOKIOの解散を報告。「このたびメンバーでお互いの意思を確認し合い、このような状態になった以上、グループ『TOKIO』として活動して皆様から再び信頼をいただき、応援いただくことは難しいと判断したため、ここでグループとしての活動に区切りをつけることといたしました」と経緯を説明した。
■株式会社TOKIO、「残務処理後に廃業」報道――福島県民からは「悲しい」の声も
一方、TOKIOといえば『鉄腕DASH』のロケ地だった「DASH村」が存在する縁もあり、メンバーは東日本大震災直後から福島県に対してさまざまな形での支援活動を行ってきた。21年4月1日、福島県庁内に「TOKIO課」が設置され、TOKIOは同県の農産物をPRする活動に携わっていたのだ。
それだけに、今回のコメントでは「私たちの活動を温かく受け入れていただいた福島県をはじめとした地域の皆様には突然のご報告となってしまいましたことを心よりお詫び申し上げます」といったメッセージも。最後は「この31年間の長きに渡り、TOKIOに関わっていただいた全ての皆様に、心から御礼申し上げます。誠にありがとうございました」と、感謝の言葉で締めくくっていた。
なお、25日配信のニュースサイト「スポニチアネックス」の記事が伝えるところでは、「関係者によると、株式会社TOKIOは残務処理後に廃業する」とのことだ。電撃解散を受けて、ネット上では「『鉄腕DASH』は続くの?」「TOKIO課はなくさないでほしい」と、これまでグループ単位で活動してきた仕事はどうなるのかと、心配の声が上がっている。
ただ、日テレ側は「日刊スポーツ」などの取材に対して、『鉄腕DASH』は継続すると回答。「日本テレビとしては引き続きおふたりに出演をお願いしていきます」と、コメントしたという。
また、TOKIOと福島の関係性を知るユーザーからも「TOKIOは福島の希望だった。福島県民はTOKIOへの恩を絶対に忘れない」「東日本大震災の後もずっと福島を応援してくれて、一県民として励まされた。こんなに早く解散すると思ってなかったから、悲しい」「TOKIOがこんな終わり方になるとは……寂しい。ずっと福島の味方でいてくれてありがとう。これからも5人を応援しています」と、感謝の言葉が寄せられている。
■「死ぬまでTOKIO」城島茂&松岡昌宏が過去に語っていた“グループ愛”
今後、城島と松岡は基本的に個人で芸能活動を続けていくものとみられる。紆余曲折があってもグループを守り続けてきた彼らだけに、今回は苦渋の決断だったことだろう。
松岡は昨年9月22日、自身がパーソナリティを務めるラジオ『松岡昌宏の彩り埼先端』(NACK5)でグループのデビュー30周年に言及。5人でデビューした当時や、4人体制、そして現在の3人になったTOKIOに思いを馳せつつ、「僕の中では、いつ自分の人生が終わるかわからないですけども、その中の1コマなんですね、今3人のTOKIOが」と振り返った。
その上で、「TOKIOというものがどこまで続くのかと言われると、わからないです。“未来永劫”ということは基本ないので」「だからといって、『今辞めようか』とかいう気持ちはさらさらないです」と、本音を吐露した。
さらにその翌月、10月20日放送回では、会社を定年になるというリスナーからのお便りを紹介。その流れで「芸能界を辞めたら何をするのか」といった話題になった際、松岡は「例えば、僕が『もうテレビ出ません』とか『一切人前に出ません』って言っても、道で会ったら、たぶんTOKIOの松岡だと思うんです」「だから自分は、たぶん死ぬまでTOKIOの松岡だと思うんです。どういう形になろうが『あぁ、あれTOKIOの松岡じゃね?』って言われると思うんで。だからもうそこは一生だなぁと思ってる」と、語っていたのだった。
「また、城島は『TOKIOカケル』(フジテレビ系、23年9月13日放送)で自身の将来について話す中、『死ぬまで現役』と宣言。芸能界引退は視野にないようで、当時は『80代のジャニーズって、おったらおもしろいよね』『リーダーっていう肩書で。引退して誰もおらんとしてもよ』と、1人になったとしても“TOKIOのリーダー”を背負っていく旨を打ち明けていました。松岡、城島の過去の発言からは、並々ならぬ“グループ愛”が伝わってきます。今回の事態を受けて、2人は相当な覚悟で解散を決意したのでしょう」(芸能ライター・阿部ベア氏)
今後、城島と松岡のツーショットを見られるのは『鉄腕DASH』だけになってしまうのか? 2人の動向に注目していきたい。
【サイゾーウーマンより】
■国分太一、「コンプライアンス上の問題行為」で無期限活動休止……TOKIOも解散へ
TOKIOは城島、国分、松岡、山口達也、長瀬智也の5人体制で、1994年9月に「LOVE YOU ONLY」でCDデビュー。95年11月、のちに長寿番組となるほど人気を博すレギュラー番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系、開始当時のタイトルは『鉄腕!DASH!!』)がスタートした。
SMAP、V6、KinKi Kidsらとともに1990年代のジャニーズ事務所(現「SMILE-UP.」)を盛り上げてきたが、18年に山口が起こした“事件”により、グループに大きな変化が訪れることに。
山口は女子高生への強制わいせつ容疑で書類送検され(のちに起訴猶予処分)、同年5月6日にTOKIOを脱退するとともに旧ジャニーズを退所。その後、TOKIOはグループで音楽活動を再開することはなく、ボーカル・長瀬が21年3月末に芸能界を引退した。
そうして城島、国分、松岡の3人組となったTOKIOは、21年4月1日にジャニーズグループ(当時)の関連会社となる株式会社TOKIOを設立。そして昨年4月、同社は旧ジャニーズに代わり、タレントのマネジメントを行う新会社・STARTO ENTERTAINMENTとエージェント契約を締結していた。
そんなTOKIOが、またしても危機に直面した。6月20日、『ザ!鉄腕!DASH!!』(以下『鉄腕DASH』)を放送する日本テレビの福田博之社長が会見を開き、「国分太一さんにつきまして、過去に複数のコンプライアンス上、問題ある行為というのが認められました」と報告し、国分の番組降板を発表した。
「問題ある行為」の内容については「プライバシー保護の観点」を理由に詳細を語らなかったものの、「刑事告訴等については、そういう事案ではございませんので、考えておりません」とコメント。番組自体は継続すると述べていた。
同日、株式会社TOKIOの公式サイトでは、グループのリーダーであり、会社の代表取締役である城島のコメントが掲載され、「弊社所属タレントの国分太一においてコンプライアンス違反が判明いたしましたため、本人とも協議の上で猛省を促すべく、6月20日付にて無期限で全ての活動を休止することといたしました」と発表。
国分自身は「長年の活動において自分自身が置かれている立場への自覚不足、考えの甘さや慢心、行動の至らなさが全ての原因です。期限を決めずに全ての活動を休止し、自分を見つめ直させていただきます。改めて、ご迷惑をおかけしましたことを、重ねてお詫び申し上げます」と謝罪した。
以降、各メディアではセクハラ・パワハラ説などさまざまな疑惑が報じられているが、具体的に何が原因で活動を休止するに至ったのか、真相は闇に包まれたままだ。
そんな中、株式会社TOKIOは25日にサイトを更新し、TOKIOの解散を報告。「このたびメンバーでお互いの意思を確認し合い、このような状態になった以上、グループ『TOKIO』として活動して皆様から再び信頼をいただき、応援いただくことは難しいと判断したため、ここでグループとしての活動に区切りをつけることといたしました」と経緯を説明した。
■株式会社TOKIO、「残務処理後に廃業」報道――福島県民からは「悲しい」の声も
一方、TOKIOといえば『鉄腕DASH』のロケ地だった「DASH村」が存在する縁もあり、メンバーは東日本大震災直後から福島県に対してさまざまな形での支援活動を行ってきた。21年4月1日、福島県庁内に「TOKIO課」が設置され、TOKIOは同県の農産物をPRする活動に携わっていたのだ。
それだけに、今回のコメントでは「私たちの活動を温かく受け入れていただいた福島県をはじめとした地域の皆様には突然のご報告となってしまいましたことを心よりお詫び申し上げます」といったメッセージも。最後は「この31年間の長きに渡り、TOKIOに関わっていただいた全ての皆様に、心から御礼申し上げます。誠にありがとうございました」と、感謝の言葉で締めくくっていた。
なお、25日配信のニュースサイト「スポニチアネックス」の記事が伝えるところでは、「関係者によると、株式会社TOKIOは残務処理後に廃業する」とのことだ。電撃解散を受けて、ネット上では「『鉄腕DASH』は続くの?」「TOKIO課はなくさないでほしい」と、これまでグループ単位で活動してきた仕事はどうなるのかと、心配の声が上がっている。
ただ、日テレ側は「日刊スポーツ」などの取材に対して、『鉄腕DASH』は継続すると回答。「日本テレビとしては引き続きおふたりに出演をお願いしていきます」と、コメントしたという。
また、TOKIOと福島の関係性を知るユーザーからも「TOKIOは福島の希望だった。福島県民はTOKIOへの恩を絶対に忘れない」「東日本大震災の後もずっと福島を応援してくれて、一県民として励まされた。こんなに早く解散すると思ってなかったから、悲しい」「TOKIOがこんな終わり方になるとは……寂しい。ずっと福島の味方でいてくれてありがとう。これからも5人を応援しています」と、感謝の言葉が寄せられている。
■「死ぬまでTOKIO」城島茂&松岡昌宏が過去に語っていた“グループ愛”
今後、城島と松岡は基本的に個人で芸能活動を続けていくものとみられる。紆余曲折があってもグループを守り続けてきた彼らだけに、今回は苦渋の決断だったことだろう。
松岡は昨年9月22日、自身がパーソナリティを務めるラジオ『松岡昌宏の彩り埼先端』(NACK5)でグループのデビュー30周年に言及。5人でデビューした当時や、4人体制、そして現在の3人になったTOKIOに思いを馳せつつ、「僕の中では、いつ自分の人生が終わるかわからないですけども、その中の1コマなんですね、今3人のTOKIOが」と振り返った。
その上で、「TOKIOというものがどこまで続くのかと言われると、わからないです。“未来永劫”ということは基本ないので」「だからといって、『今辞めようか』とかいう気持ちはさらさらないです」と、本音を吐露した。
さらにその翌月、10月20日放送回では、会社を定年になるというリスナーからのお便りを紹介。その流れで「芸能界を辞めたら何をするのか」といった話題になった際、松岡は「例えば、僕が『もうテレビ出ません』とか『一切人前に出ません』って言っても、道で会ったら、たぶんTOKIOの松岡だと思うんです」「だから自分は、たぶん死ぬまでTOKIOの松岡だと思うんです。どういう形になろうが『あぁ、あれTOKIOの松岡じゃね?』って言われると思うんで。だからもうそこは一生だなぁと思ってる」と、語っていたのだった。
「また、城島は『TOKIOカケル』(フジテレビ系、23年9月13日放送)で自身の将来について話す中、『死ぬまで現役』と宣言。芸能界引退は視野にないようで、当時は『80代のジャニーズって、おったらおもしろいよね』『リーダーっていう肩書で。引退して誰もおらんとしてもよ』と、1人になったとしても“TOKIOのリーダー”を背負っていく旨を打ち明けていました。松岡、城島の過去の発言からは、並々ならぬ“グループ愛”が伝わってきます。今回の事態を受けて、2人は相当な覚悟で解散を決意したのでしょう」(芸能ライター・阿部ベア氏)
今後、城島と松岡のツーショットを見られるのは『鉄腕DASH』だけになってしまうのか? 2人の動向に注目していきたい。
【サイゾーウーマンより】
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