10月29日放送の『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』（フジテレビ系）にNYCの中山優馬が出演しました。主演ドラマ『Piece』（日本テレビ系）の主題歌「Missing Piece」を引っさげて登場した中山。今年1月にNYCの楽曲と両A面でリリースされた「がらすの・魔法・」以来のソロ曲で、同番組へのソロ出演は初めて。オープニングトークでは、MCのダウンタウン・松本人志から「優馬」という名前について「競馬ならすごいイイ名前ですよね！」。ここは関西人の中山、「そうですよね。“中山競馬”みたいな」と見事な切り返しで「そう！　それや!!　オレそこまで（苗字まで）かかってるつもりなかった!!」と松本を驚かせていました。

中山はソロ活動について「僕（NYCでは）横やったんですよ。でもソロだとやっぱセンターなので。“みんなが見てる！”みたいな」。ソロでセンターなのは当たり前ですが、独特の緊張感があるようです。また、タッキー＆翼からはデビュー10周年コンサートの際に激励を受けたと話し、今井翼からは「大変だと思うけど、がんばれよ！」とメールをもらったそう。が、ダウンタウンの今井へのコメントは厳しく「タッキーから褒められるのはうれしいよね」「翼は後輩に当たるんでしょ？」（松本）、「何にもできへんぞアレ」「あいつガラクタですよ」（浜田雅功）とケチョンケチョン。これにはさすがの関西人・中山もどう発言して良いのか分からないようでタジタジ。
実はダウンタウンの2人がここまで今井をこき下ろすのにはワケがありました。ここで今井出演時のVTRが流れます。2004年11月8日放送回で行われたタッキー＆翼の「流鏑馬対決」では、滝沢秀明が見事一撃で成功させる一方で、今井は的をかすりもせずに失敗。2度目の挑戦でもまったく同じように失敗して、ものすごい“やっちまった”顔を披露。

また2005年5月9日放送回では「吹き矢対決」が行われ、そこでは「“吹き矢と言えば翼”と言われてたくらいですから」と自ら謎の豪語をしながらも失敗。現在のスペイン仕込みのワイルドさは微塵も感じられません。そんなエピソードがあるとはいえ、その場にいないのにこっぴどく扱われる先輩をフォローするかのように中山は、「ホームパーティーの約束もしてるんですよ」と発言。しかし、会場が今井の部屋であることを明かすと「あいつの家2畳でしょ？」と松本から再び攻撃を受け、もう笑うしかない様子でした。

続いて憧れの先輩、近藤真彦からの激励VTRが流れ始めると「うわーっ!!　マジで!?」と大興奮の中山。近藤はソロ活動について「プレッシャーをはねのけて頑張ってほしい」と伝え、そこで終わるのかと思いきや、「なんか尊敬する先輩に選んでくれたみたいで、なかなかオレみたいな怖キャラの人を出してくれない中、選んでくれてどうもありがとう」と続けます。また、ジャニーズ事務所の後輩へ向けて「どこかで尊敬している先輩を聞かれたら“マッチさん”と一言言って頂きたい」。たしかに尊敬する先輩として、近藤の名前はあまり聞きませんよね。

さすがにもう終わりと見せかけて近藤のコメントはまだ続き、自分が出演した際のエピソードを語り始めました。同番組にはたくさんの思い出があるという近藤。ここで05年12月12日に山田優と共演した時のVTRが流れます。山田は近藤について「かっこ悪いところがないんですよね。完ぺきなんですよ。近藤さんぐらいの40代だったら付き合ってもいいなって思うぐらい完ぺきなんですよ」などと、何を知ってかかなり上から目線で褒めちぎっていたのですが、近藤いわく、この放送の翌日から周りが「おまえ、何かあったんじゃねぇか!?」と騒ぎ出したのだとか。これに対して近藤は「ホントは全然何もなかったんだけど、“ん～”ってなんか濁らせちゃったりして（笑）」。すでに軽く一生分の「かっこいい」を言われてきたはずの近藤でも、山田からの絶賛はよほどうれしかったみたいです。

ほかには、近藤の追っかけだったという芸人・いとうあさこが当時の服装でスタジオに乱入してきたこともよく覚えているそう。最後は「最終回までにはぜひそちらに行って歌を歌わせていただければと思います。もう1曲歌わせてください！」と締めくくっていました。『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』は年内での打ち切りが決定。近藤は11月21日に50枚目のシングル『Let’s Go！』をリリース予定なので、近々番組に登場するかもしれませんね。

ゲストの中山よりも、近藤や今井ばかりがフィーチャーされていた今回の放送。しかしながら中山もダウンタウンからイジリの洗礼を受け、ソロとしての立ち居振る舞いが勉強になったのではないでしょうか。