東山紀之、「入口、出口、田口でーす」への対抗ギャグを作るも敵わず……

2012.12.9

東山紀之とKAT-TUN・田口淳之介が主演を務める舞台『NO WORDS, NO TIME~空に落ちた涙~』(来年1月18日から、東京グローブ座)の製作発表会見を12月4日に行った。セリフがいっさいなく、音楽とダンスだけの劇。妻を失い空虚な日常を生きるある男(東山)が生きることを止めようとしたときに、鏡に謎の青年(田口)の姿が映りこみ、次第に2人は不思議な世界に迷い込んでいき……というストーリー。演出を手がけるG2いわく、「中年版不思議の国のアリス」という今作。東山は「絶望やシリアスなことを描くことによって、“今生きている”という生の喜びを、みてくださる方たちに感じていただければ」と意気込みを語った。

一方、今作が初舞台となる田口は、大先輩の前でも臆することなく、持ちネタ「入口、出口、田口でーす」を披露。会場は失笑ぎみだったが、東山は「僕は意外と嫌いじゃない。今日はこれを見たかったんです」と笑い、意外にもツボに入ったようだ。田口は「僕にとって、こういう形でやらせていただく舞台は初めてなので、フレッシュさと自分の得意とするダンスの表現で精いっぱいこの舞台をいいものにしていきたいです」と今度は真面目に意気込みを語っていた。

当初、ダブル主演だと思っていなかった田口は鷹揚に構えていたことを告白。「最初は何も聞いていなくて、東山さんがこういう舞台をやるから、一緒に出るというスタンスで。僕的にはのびのびしていたんですけど、パンフレット撮影のときにダブル主演と言われて、すごくびっくりしました」と、マイペース発言。さらに「素晴らしい機会なので、ここは下剋上精神で、先輩を超えていくつもりでがんばります」と発言。“宣戦布告”ともとれる田口の発言に対し、さすがの東山も「やられないようにがんばります」と少し抑え気味に応戦しつつ、「見た目はそんなに変わらないと思うので」と19歳の年齢差がある田口にも負けないという見た目年齢をアピールしていた。

今作のダンスは、コンテンポラリーやジャズ、バレエの動きが必要とされる。今までヒップホップ系の踊りが中心だった田口は「初日のレッスンを受けてから2日間、筋肉痛でした」と苦笑しつつも、「毎日が新鮮で楽しいです」。これに対し、東山は「僕は筋肉痛ないですね」と、日ごろの成果をアピール。「田口の隣でやっているんだけれど、田口の骨の音がパキパキっていうんですよね。入口も出口も大事ですけど、体も大事だなと思います」と田口にチクリ。

田口のために稽古場でダンスの映像を持ってきたという東山。「その場で一緒にみたりしてくださって、すごくお父さんみたいな感覚」と田口が言うと、東山も妻の木村佳乃が第2子を妊娠していることに合わせ、「田口もいれると3人目ですね」と“大人の対応”をしていた。また1歳になった長女が「教えていないのにリズムに合わせて動くのが面白い」と、父の顔も見せていた。

田口は最後の締めとして、「この舞台をみに来ていただいたら2日間眠れなくなっちゃうかな~ウソ、ウソ、カワウソ~!」とおなじみのギャグで会場を笑わせた。東山は「僕も一応ギャグを」と前置きし、「北山、西山、東山!」と渾身のギャグを披露。しかし「今後二度とやらないと思います」と弱気な様子だった。

田口は「『お前、知らず知らずのうちに失礼なことを言っているから気を付けろよ』と、亀(亀梨和也)とかに言われた」と、KAT-TUNのメンバーから忠告を受けていたことも明かしていた。その忠告にも関わらず、持ち前の天真爛漫さで大先輩のペースをも乱す田口は大物かもしれない。

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