＜ジャニタレドラマ・ネットの声＞

■『レジデント～5人の研修医』（TBS系、毎週木曜午後9時～)　初回平均視聴率8.4％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）

NEWSの増田貴久が出演するドラマ『レジデント～5人の研修医』が18日から放送スタートしました。増田の連続ドラマ出演は、『RESCUE～特別高度救助隊』（同、2009年1月～3月）以来の約4年ぶり。

舞台は、病院の救命センター。そこに配属された5人の若い研修医たちの成長を描いていく作品です。主人公は、青林大学附属病院に勤務する1年目の研修医・美山しずく（仲里依紗）。物語は、しずくとその同期である矢沢圭（林遣都）、真中潤一（増田貴久）、小岩井陽菜子（大政絢）、新城紗知（石橋杏奈）とともに救命センターに配属される初日から始まります。いきなりその日の当直となったしずくと真中はそれぞれ、自殺未遂の常連患者の夏希（山下リオ）、腹痛を訴える中年男性（平泉成）の診察に当たるのですが……。
増田が演じる真中は、代々続く「真中病院」の跡取り息子で、医師になるのが当たり前だと思って生きてきたが、現実の厳しさやプレッシャーに悩むという役どころ。真中という役柄について「やさしい性格でウソのないピュアな人」と表現し、「医者としての技術的な部分はまだ未熟。最初、ちょっとアワアワしている新米が、どのように成長していくのかが見どころだと思います」「役づくりとしては、研修医なので髪を金髪から落ち着いた色に変えました」と語っています。（「duet」11月号／ホーム社）

赤く染めていた髪を、『RESCUE～特別高度救助隊』ぶりに髪を黒くしたという増田。ネットでは「あの髪色いいよ」などとファンの反応があり、演技については、「まっすーがかわいすぎて鼻血でた」など、「かわいい」と評するファンの意見が多いです。

真中は、注射に失敗して患者に怒鳴られ、優秀な矢沢に「研修なんて形だけで家継げばいいんだもんな」などと嫌味を言われてもバツの悪そうな顔をするだけというやや気弱な性格。人懐っこく駆け寄って矢沢に自己紹介するシーンや、まじめな新城に一喝されてしょんぼりしたり、緊急手術のときに戸惑ったりと、素直でかわいらしい面が見られる役柄です。ニコニコとして愛想がいいところは、増田本人の人柄に通じるところがあるかもしれませんね。

初回の最後では、真中が当直でうまく対応できずに帰られてしまった中年男性・沢田が急患で運ばれてくるところで終わり、ここは2回目の見どころのひとつ。ドラマ全体としては、頼りない真中がどのように変わっていくのか、矢沢との関係がどうなるのかが楽しみです。

今回の平均視聴率は8.4%で、裏番組である米倉良子主演の『ドクターX～外科医・大門未知子～』（テレビ朝日）が18.6%と健闘したことで物足りない結果に。ネットでは「裏の米倉が面白すぎるから、今回は諦めた方がいいな」など『ドクターX～外科医・大門未知子～』と比べる意見や、「医療ものは飽きた」「ここまで『グレイズ・アナトミー』を見事にパクッた潔さだけは評価しよう」など既視感を指摘する意見もありました。

何しろ競合相手が手ごわいだけに視聴率が今後上がっていくかは微妙ですが、連続ドラマ出演が久しぶりの増田の頑張りは見守りたいところです。奇しくも増田自身、番組ホームページで「何年か後にでも『あのドラマよかったよね』とか『増田があのドラマ出ていたよね』と記憶の中に残ってもらえるドラマになるよう、僕も頑張りたいと思っています」とコメント。記録よりも記憶に残るドラマを目指すのが得策のようです。