11月29日放送の『ひみつの嵐ちゃん』（TBS系）にNEWS・増田貴久がゲスト出演しました。出演したコーナーは「マネキンマストアイテム」。このコーナーでは毎回あるアイテムがお題に出され、出演者はそれを取り入れてコーディネート。最後にオシャレ女性軍団が男性陣のコーデを審査し、好みの服装の出演者（マネキン）を買い取ります。アイテムは全身のどこに取り入れてもOKですが、ファッションセンスが大いに問われるコーナーです。

さて今回のマストアイテムは「レザーアイテム」。この日、嵐から出演していたのは松本潤と二宮和也でしたが、松本はこの日の見どころを尋ねられると「レザーの新しい着方を探ってみました」と強気。また二宮は自分のコーディネートについて「ターゲットを絞った」と発言。ある女性審査員をピンポイントで狙ったコーデを作り上げたようです。

そして初登場ゲストとして増田が紹介されます。個性的なセンスが光る増田は、日ごろNEWSのライブ衣装もデザイン。そのため「もし今日負けたりしたらNEWS全員ダサイみたいになっちゃうんで、今日はNEWSを背負って」とやる気満々。すると松本が「増田っていつからそうなったの？」と質問。NEWSとしてデビューする前は、オシャレなイメージはなかったというのです。「NEWSに入ってデビューしたらどんどん私服が派手になっていって」と松本。デビューしてお金ができたからなのか、はたまたその環境が眠っていたセンスを開花させたのか？　二宮も増田について「調子いい時はホント魔法使いみたいですよ！」と語るなど、2人とも増田のセンスにはいまいち懐疑的な様子でした。

また松本と二宮のファッションについて尋ねられると、増田は「僕、嵐のコンサートにつかせてもらってる時から、潤くんのファッションが大好きで」と語ります。それを聞いた松本は、口をモゴモゴさせてうれしそう。かつて増田はサングラスについて松本に電話したこともあったそうで、「アンティークの、すごい形が変わってて面白いサングラスがあるんですよ。それを気に入ったらしくて『それどこで売ってるんですか？』って電話掛かってきたことが1回あった」と松本。結局増田は松本の真似をして購入。松本への信頼度は高そうです。一方、二宮については「そんなオシャレなイメージはない」とサラッと否定。二宮にファッショナブルな印象を抱いてる人、世の中に1人でもいるのでしょうか。

そしてついに、コーディネートをお披露目。二宮は茶色いレザーブルゾンにボタンダウンシャツ。そこにボーダーのネクタイを合わせ、ボトムは「うっ血しそう」と言うほどの極細パンツ、足元は茶色いレースアップブーツと、なかなかシックにキマっています。先ほどの発言で二宮が標的にしていたターゲットは、レギュラーで審査している西川史子だったようで「今回のテーマは、『どうだ西川！』です」と自信ありげ。ちょっとオトナな高級素材のものを選び、西川の隣を歩いても違和感ない服を選んできたそう。

松本はというと、超攻めのコーディネート。黒いレザーのライダースベストをなんとインナーに使用。その上に青いチェックのロングガウンを羽織り、ボトムにはクラッシュデニム、足元はレースアップブーツという出で立ちです。まさかレザーをINしてしまうとは、松本の宣言通り確かに斬新。このコーデについて増田は「最高オシャレですね」と若干棒読みでコメントしていましたが、本気でしょうか？

そんな増田自身のコーディネートは、その奇抜さに一同騒然。黒いレザーのライダース風ポンチョに合わせてきたのは、膝下まである白いレイヤードTシャツにヒョウ柄ジャージ、モノトーンのペイントスニーカーです。最近、増田はクラッチバッグにハマっているそうなのですが、この日のコーデに合わせてきたのは、驚くなかれ、白いブリーフ型クラッチ！　素材はレザーだと満足げに言っていましたが、それ以前にブリーフを小脇に抱えるってどうなんでしょう。

ほかにオシャレ芸人として名高いおぎやはぎ・小木博明とDAIGOのマネキンが出そろい、女性ゲストのチェックが入ります。オシャレ美女軍団として現れたのは、増田とドラマ『レジデント』（TBS系）で共演している仲里依紗、今年のオシャレ女芸人ランキングで1位を獲得したアジアン・馬場園梓、女優の前田美波里、女医の西川史子の4人。早速二宮のコーデをチェックすると、前田が「かわいい、似合ってる」と言う一方で、「パンツがキツキツで気持ち悪い」と西川。西川をターゲットにしたはずなのに、西川には「これは嫌だわぁ」。二宮は天を仰いで悔しがります。が、ここで「ていうか、似てない？」と仲と二宮を指差す西川。並んでみると顔の大きさも各パーツの作りもソックリなのです。

また松本のコーディネートについては、その攻めの姿勢を前田が評価する一方で「病室にいる患者さんにしか見えない」「誰が真似したい？」と西川。そして増田についてはやはりポンチョが不評。その歪な形に「どうやったらちゃんと着れるのかしら！」と西川。が、ドラマの現場でも増田とファッションの話題で盛り上がっているという仲は、普段増田に近い格好をしているそうで「何か通じる」と話します。西川と前田にとっては「理解不能」なファッションでしたが、「でも顔はかわいいんで」と西川。どうやら顔ですべてをカバーしてしまったようです。

全員のチェックが済むと、まずは仲がマネキンを選びます。仲が選んだのはやっぱり増田。「共演とか抜きにして」と念押しされてはいたものの、「ファッション的にどストライク」という理由でのお買い上げ。視聴者的にはもう少し展開にひねりが欲しかったのですが、仲は素直に選んでしまったようです。

続いては前田が登場。「ファッションは冒険が必要」と言いながらも、無難な二宮を選びます。そして西川が選んだのはDAIGO、残る買い手は馬場園ですが、選んだのは松本。「レザーを中に入れるという発想がすごい！」と、その攻め姿勢を高く評価します。松本が「一番オシャレ」と断言していた小木は、意外にも最後まで残ってしまいました。

今回の放送は、増田のファッションへの情熱をうかがわせるには十分なものでした。が、仲によって早々にお買い上げされてしまったことで、まるで一般ウケしたかのような印象になってしまったのが残念。せめてもう少し売れ残れば、その個性がさらに際立ったような気がするのですが……。