TOKIO国分太一がMCを務め、毎週月曜にはNEWS増田貴久がレギュラー出演している『いっぷく！』（TBS系）。6月2日放送回では、増田の新コーナーがスタートしました。



これまで「いっぷく！シンデレラ」のコーナーで芸能人の奥さまをもてなし癒やしてきた増田ですが、新企画は「あらゆる世界のプロに弟子入りし、主婦が使える裏技を潜入調査する」というガテン系。その名も「NEWS増田貴久の弟子にして下さい！」で、初回は漁師に弟子入りしました。国分から「なんで漁師なの？」と聞かれると、増田は「“男の中の男”といえば漁師かなと思って。みんなそうかな～と思って」とコメント。国分は「みんなそうかな？」と疑問を投げかけていましたが、自分の意見を無邪気にみんなの意見にしてしまうあたり、まだまだ情報番組慣れしていないようですね。

ところで実は増田、生まれてこのかた「生きた魚を触ったことがない」とのこと。取材にあたり「魚も怖いし船酔いもするんじゃないか」と不安に思っていたことを口にすると、国分は「出た！　ホントに!?　それは大問題だよ！」「いやいやいや守られて生きてきたね！　う～ん」と驚きを隠せません。今回増田が訪れたのは千葉県木更津市の漁港。挑戦するのは「すだて漁」。満潮時に迷路状の仕掛けの中に入った魚を干潮時に捕らえるというもので、この日は「すだて漁　木更津網元つぼや」で観光客の一日漁師体験を手伝うことになりました。

増田は岸から1キロの「すだて漁」の漁場に到着。観光客に網などを手渡しした後、自身も漁に挑戦します。肉眼で魚を確認できるため捕まえるのは簡単なはずですが、増田は「すごいのいた。あ、オレ見つけたやつ捕られちゃった。あれオレが見つけたヤツ！」などと言うばかりで漁には消極的。その後ようやくダツ、フッコなどを網で捕まえますが、そこにはなんとサメが。漁師さんから「手でいこう！」と無茶ぶりされた増田は「無理ですよ～」と言いながらも軍手をした状態でサメを掴んで「うおー！」と雄叫び。素手ではないものの、苦手をひとつ克服した瞬間でした。

その後は漁師さんやそのご家族と一緒に料理をする場面もありましたが、ここで特筆すべきは増田の食レポ。増田はその場でさばかれたフッコの刺身に「めっちゃおいしいです」と思わず漁師さんと握手。これはまだ良い方で、ダツの天ぷらを食べて「うまい！」、アサリと野菜のかき揚げを食べても「うまい！」、アオヤギのゆで汁を使ったペペロンチーノを食べても、ひと言目はただただ「うまい！」。小山慶一郎も『news every.』（日本テレビ系）で素直すぎる取材コメントを連発してきましたが、増田の食レポはそれを上回る単純さ。そういえば5月19日放送の「いっぷくシンデレラ」のコーナーには加藤紀子が登場し、増田と東京・神田のカレー店巡りをした後「（まっすーの）感想が『うまい！』ばかりだったのでテレビ的に大丈夫か心配になりました」と指摘していましたが、どうやら増田はその単純さを貫くことにしたようです。

このVTRを見た増田は「男になりましたね」と自画自賛。レギュラー出演している伝統文化評論家・岩下尚史も増田がかわいくて仕方がないらしく「立派だったじゃないの。魚釣って、お客扱いまでしてねぇ」といつも通り褒めちぎりますが、国分は「いや～納得いかない部分はありますけどね」と不服そう。そして「やっぱりねぇ、船から作ってもらいたかったなと思いますね。男だったらまず船から作んなきゃ駄目だよ！」と無理強い。この発言に増田は「そうですよね。なにやっても太一くんに勝てないですからね、僕」とコメントし、岩下は「あなた（国分）はもう原始人だから！　この人（増田）のことは浅瀬からお願いしますよ。金魚も触れなかったんだよこの間まで」と増田をフォローしていました。

先日、『ザ！鉄腕！DASH!!』（日本テレビ系）で世界一うまいラーメンを作るという新企画に、「どのレベルで作るの？　小麦粉から？」とサラッと発言したTOKIOの面々。その後彼らは小麦粉どころか、小麦粉を栽培する畑から作り始めて視聴者を驚かせたばかり。そんなTOKIO・国分からすれば軍手でサメを持ったぐらいじゃお世辞にも「男になった」とは言えないのでしょう。増田は「僕には相当大きな一歩だった」と語気を強めていましたが、このやりにくい現場で彼がどんな成長を見せてくれるのか、今後も楽しみにしたいですね。