5月9日に放送された『王様のブランチ』（TBS系）の「買い物の達人」のコーナーに、A.B.C-Z橋本良亮、戸塚祥太、河合郁人が出演。ジャニーズ史上最も下積み時代が長い彼らが、NGワード「売れたい！」を連発しながら買い物を楽しみました。



家具が欲しいという橋本のリクエストでやって来たのは、ACME Furniture渋谷店。「アンティークな家具が大好き」な橋本は、ホームセンターで材料を購入し、ベランダに一枚一枚板を敷いて改造するなど、DIYにもハマッているそう。3人はそれぞれが一人暮らし。河合は「夜にみそ汁作っといて、ご飯も予約をして、あと目玉焼きとかですけど、朝ご飯を食べるとすごく1日のバランスが良い！　すぐお腹出るんで」と体形管理のためにも自炊は欠かせないよう。また橋本も「（料理）しますね。オムライスとか餃子とか」とのことですが、戸塚だけは「（料理）しますします！　カップラーメンに生卵入れたりとか、インスタントラーメンに生卵入れたりとか」。どうやらろくなものを食べていないようです。

それぞれがジャニーズに入ったのは、橋本は姉が履歴書を送り、戸塚は「スパイ活動として」母親が履歴書を送ったのがきっかけだったそう。「スパイ活動」というのが気になるところですが、母親の友人が幼い息子をジャニーズに入れたがっていたため、先に戸塚が送り込まれたとのこと。しかし昨年の誕生日、母親がメールで真相を告白。実は「息子（戸塚）が不良にならないように」との思いで履歴書を送ったそうで、決して友人のために戸塚をスパイにしたというわけではなかったようです。一方「小学校2年生ぐらいから『オレはジャニーズに入るんだと思ってた』」と話したのが河合。母親が少年隊ファンだったため、幼いころからジャニーズの音楽をきかされており「オレっていつか、ジャニーズになるんだ」と信じて疑わなかったようです。

今年デビュー3年目を迎えたA.B.C-Zですが、同期や後輩がデビューしていくのをずっと見守ってきました。河合は「Hey!Say!JUMPの（デビューの）時は、一番焦りましたね」「“平成を背負ってく”みたいな。『昭和生まれのオレたちどうすんだよ』ってなった」と正直な気持ちを語ります。グループの前身であるA.B.C.に、あとから橋本が加入し、A.B.C-Zとなった彼ら。当時ジャニーズJr.だった橋本は、ジャニー喜多川社長から歌詞を渡され、Hey!Say!JUMPのライブで歌声を披露。ところが「歌ったら、サビの前で（自分以外の）A.B.C.4人が（ステージに）出て来たんですよ」。

驚いた橋本がジャニー社長に「これ何？」と尋ねたところ、「いやいやいや、A.B.C.だよキミ！」と加入が決定していたとか。その時「勝手に決めんな！」と喜べなかった橋本。というのも「オレから見たA.B.C.は“デビューできない人たち”」だったから。それは他メンバーも自覚しており「結構便利屋っぽい感じだったんですよ」と河合が嘆きます。すると戸塚が「4人の時は額縁だった気がして。で、橋本くんの絵がポンと入ってグループになった」と独特の表現で語ったのです。この発言にはツイッター上の視聴者も「額縁の例え話に涙腺緩んだ」「とっつーに泣かされた」「素敵な表現」と心を動かされ、レポーターの鈴木あきえも「すごい。涙が出そう」と感動していました。

グループ最年少の橋本はメンバーからとてもかわいがられており、「7月の橋本の誕生日の時だけ、メンバー5人でご飯を食べに行くっていうのが決まり」「弟の誕生日にご馳走してあげようっていうのからスタートした」んだとか。しかし橋本も、主役なのに皿を配ったり取り分けたりしてくれるんだそうで、このエピソードからはグループとしてお互いを思いやる気持ちが伝わってきますね。

さて、テレビに出る度に仕事のなさをアピールしているA.B.C-Z。この日もNGワード「売れたい！」を9回も連発し、河合は「結構ヒマなんです」と真顔。さらに「メンバーの五関（晃一）、3連休目とかですよ」と暴露し、塚田僚一は休みでもジムで体を鍛えるという目的があるものの、「五関が大変なんですよ、なんにもしなくて。『最近なににハマってる？』って言ったら、『朝日を見ること』って」と明かしてスタジオを沸かせます。しかし橋本は「オレはあんまり（売れたいって）言いたくないですね。もう、売れる準備ができてるから」と、確実に手応えを感じているよう。5月13日にはセカンドアルバム『A.B.Sea Market』をリリースし、30日からはコンサートツアーがスタート。最近では『ライオンのごきげんよう』（フジテレビ系）や『アウト×デラックス』（同）で塚田が強烈な個性を爆発させるなど、着実に知名度を上げている彼ら。今年こそブレイクなるか？　ファンならずとも注目です。