『ABChanZoo』リニューアル1発目で、不必要な河川敷ロケ&タマ●ンがはみ出る非常事態

2016.4.5

塚ちゃん、なぜか流血ブリザードに人気でした



 2013年7月から始まったA.B.C-Zの冠番組『ABChanZoo』(テレビ東京系)。スタート直後は、地方に行っての農業体験や、スズメバチ駆除、高層ビルの窓ふきといった体を張ったチャレンジ企画で、ハプニングを味方につけた笑いを生み出してきた5人。しかし、その後は食べ歩き企画が主流となり、彼らの持ち味が生かし切れていなかった。



 ところが15年11月には、番組を大幅リニューアル。「クイズ番組のレギュラーを目指す」「アイドルはバカではないことを証明する」ため、クイズ番組へと変貌した。彼らの本気を引き出すために番組が用意したルールが「強制帰宅」。クイズは勝ち抜き方式で、次ステージに進めない者は強制帰宅となり、抜けたメンバーの代わりにそっくりさんが出演する。最終ステージに進んでも正解しなければ強制帰宅となるため、エンディングの際に「全員代役」といった前代未聞の放送回もあったのだ。

 漢字が読めない、常識が抜け落ちているといったメンバーの「おバカ」な一面と、代役の妙な存在感でファンの心をわしづかみにした同番組だが、今春で、日曜11時から土曜25時15分への放送枠が移動に。4月2日深夜放送回が、“引っ越し”後初のオンエアだったのだが、そこでも「NGなしのジャニーズ」というアナウンス通り、新境地を切り拓いていた。

 記念すべき引っ越し後1回目のロケ地は、なんと多摩川の河川敷。しかも雨が降っているために橋の下で撮影したようで、スプレーなどで書かれたグラフィティ(落書き)が背後に映り込むという、ジャンーズタレントにはあるまじき扱いを受けていた。

 そして今回の企画は、メンバーの塚田僚一を引き抜きたいと番組に連絡してきたロックバンド「流血ブリザード」とのガチンコ対決。ライブでの過激な演出やパフォーマンスで知られる流血ブリザードだが、自己紹介している際に、ドラム担当・セクシーのエナメルショートパンツから男性器がはみ出るといった非常事態が発生するなど、深夜番組らしい流れに。

 対決の内容も、セクシーと塚田が猫耳を付けての猫マネ対決、ストローを使ってピンポン玉を相手陣地にシュートする「ピンポンブレス対決」、バーを飛び越えながら足つぼマットの上に笑顔で着地する「足つぼスマイルハイジャンプ」といった河川敷で行う必要のないものばかりで、Twitterでも「あのロケが多摩川の河川敷である必要性とは?」「記念すべき深夜ちゃんずー初回が河川敷で鼻水出た」「局のスタジオも貸してもらえないの……?」とファンもザワザワ。

 さらに、決着をつけるために行われたのは、両チーム全員参加のパンスト相撲対決。だだっぴろい河川敷でパンストを被って芸人以上の変顔を披露し、まさに「死闘」を制したA.B.C-Z。掛け値なしに「NGナシのジャニーズ」を体現していた。

 エンディングでは、司会のドランクドラゴン鈴木拓に「これから(流血ブリザードと)音楽番組で会うかもしれないし」と話を振られると、「会わないでしょ!」という河合に加勢した塚田が、「だってタマ●ン出してるんだよ!」と思わずポロリ。鈴木に「タマ●ンやめろよ、アイドルですからね」とたしなめられていた。

 そもそも対決企画なのに、A.B.C-Zが5人・流血ブリザードが4人と人数が合っていない、今後の対決者はホームページから応募可で「売名大歓迎です」(鈴木)というゆるさ。河川敷でのロケという事実を加味しても、不憫という言葉しか生まれてこない。しかし不憫な状況こそがA.B.C-Zを輝かせてくれるスパイスでもある。「NGナシのジャニーズ」として泥臭い笑いを生み出せるか、今後の展開に期待したい。

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コメント

  1. 名無しだJより 2016年04月06日 5:54 PM

    地方の壁で残念ながら見ることができませんが、面白かったようで良かったです。

  2. 名無しだJより 2016年04月07日 8:19 AM

    パンストはやめて欲しい
    やりすぎ

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