【出演ドラマ＆映画徹底分析!!】

　今や“ジャニーズアイドルが出演しないクールはない”といっても過言ではない。あまりにも多すぎて、実際どんな役柄だったか分からなくなっているあなたのために、ジャニーズアイドルごと徹底分析してみました。

※この記事は「Jマニア」97号から転載した、アーカイブ記事です



今回のターゲット　堂本剛

1）大場誠役『人間・失格～たとえばぼくが死んだら～』

＜ドラマ内容＞
　1994年TBS系で放送された野島伸司脚本によるドラマ。名門中学に編入した1人の少年＝誠。正義感が強く、将来の夢をしっかり持った普通の少年が、友達を助けことにより、いじめの標的に。エスカレートしていくいじめに耐えられなくなり自殺。自殺が腑に落ちない父親だったが、そこに１枚の写真が……。残酷なゲームを楽しむ者、担任教師として責任を感じる者、女装僻のある者、そして腑に落ちない死をとげた息子の復讐を考える父親。エリート校での醜い人間模様を描いた作品。

＜役どころ＞
　大阪の中学から東京のエリート校として有名な修和学園に転校。希望に胸を膨らませ、有意義な学校生活を送ろうとしていた矢先、“正義感の強さ”が災いし、なんとイジメの標的に……。家族思いで“裏切り”や“蔑み”を味わったことのない誠。次第に心が病んでいく。大阪弁にもかかわらず、好青年振りがうまく表現されており、“自殺する”という設定には、まったく気がつかない視聴者が多かったのでは。

＜コメント＞
　当時タブーとされていた“いじめ・体罰・虐待・同性愛をリアルに描く”ということで、前評判が高かった。1話目の残酷さが影響してか、2話目の視聴率は下がったが、心打つ内容に、その後徐々に視聴率は上がっていった。サイモン＆ガーファンクルの挿入歌も話の内容にフィット。ちなみに、このドラマにはV6の三宅健も出演している。

＜似合度チェック（役柄と本人を比べて）＞
性格　　★★
似合度　★★★