2）タケル役『ぼくらの勇気～未満都市～』

＜ドラマ内容＞
　“千葉県幕原（架空だが幕張をモデルにしている）で、大地震発生”という報道を知り、幕原に住んでいる友達の安否を心配し幕原に入った少年＝タケル（堂本剛）。しかし実際に幕原で起こっていたのは、成人した大人だけを死に導くウイルスの発生。そして、生き残った“子ども”たちだけが薄汚れた服を身にまとい生活していた。タケルは友人のヤマト（堂本光一）を見つけ、そこでの生活を余議されることに…。

＜役どころ＞
　このドラマで唯一関西弁を話す18歳の少年。“千葉県で地震発生”の情報を知り、自転車で現地入りを果たす。おせっかいで世話好きだが、いつも冷静な目で見ることができ、さりげなくみんなを支えている。実は法学部志望で日本国憲法を暗唱している。

＜コメント＞
　「これはジャニーズドラマ？」と思わせるほど、出演者はジャニーズタレントばかり。若き頃のKinKi-Kids剛・光一は言うまでもないが、相葉雅紀に松本潤、ジャニーズエリートコースを歩いてきていた小原裕貴、穴沢真啓など錚々たるメンバー。あり得そうであり得ない内容だったが、Jr．人気絶頂の時でもあり、そこそこの視聴率は取れたようだ。主演を務めていた剛と光一の演技はOKだったが、他は学芸会。何と言っても松潤のお子ちゃまぶりには、誰もが驚くだろう。

＜似合度チェック（役柄と本人を比べて）＞
性格　　★★★★
似合度　★★★★

鞍馬六郎役『33分探偵』

＜ドラマ内容＞
　1話完結のサスペンスドラマ。と言っても、犯人はドラマスタートから、5分で解かってしまうという一風変わった物語。正味33分の放送時間いっぱいまでなんとかもたせる名探偵、”33分探偵・鞍馬六郎”。解かりきっている犯人以外から、他に考えられる人物を挙げ、犯人ではないかと追及していく。「犯人はあなたですね！」と全く無関係そうな人物を指さし、「絶対に違う！」と周囲にツッコまれながらも独自の推理を展開していく。今までになかったタイプの“ゆるい”推理ドラマ。

＜役どころ＞
　とうてい真面目にやっているとは思えないおバカな行動を、真面目に行い、真剣に本物の犯人以外を見つけようとする変わり者の探偵＝鞍馬六郎。ツッコミどころ満載で、ゆるい推理によりまわり人々を惑わすのが得意。「この事件、33分もたせてやる！」の決め台詞が有名。

＜コメント＞
　4年4カ月間、主演ドラマがなかった剛。そんな彼にきたドラマは、シリアス系でもなく、ラブストーリーでもないどっぷりコメディー物。大阪人ならではのズバ抜けたコメディー感覚と、演技力が買われ、久々の主演となった。深夜枠だったにもかかわらず、高視聴率をマークしたため、2009年3月『帰ってこさせられた33分探偵』が放送された。
似合度チェック（役柄と本人を比べて）
性格　　★★★★
似合度　★★★★