「コンサバな姿勢はありがたい」! KinKi Kids堂本光一が“ジャニーズとネット”について持論を展開

2017.10.8

とりあえず、“振込み用紙”と縁が切れれば文句言わないよ



 毎月、「日経エンタテインメント!」(日経BP社)の連載「エンタテイナーの条件」で、仕事に対する考えや人生観を語っているKinKi Kids堂本光一。2017年11月号は「徐々にカイキン? ジャニーズ事務所の電子メディア」と題し、昨今のジャニーズとインターネットの関係性に言及している。



 ジャニーズ事務所は、主に公式サイト以外へのタレントの写真や動画のネット掲載を禁止にしており、芸能界でも特殊な事務所として知られている。しかし、ここ1~2年ほどはその規制も変わり始め、今年はKinKi KidsがCM出演する動画配信サービス「GYAO!」で、これまで発売されたミュージックビデオが紹介されたことも。光一は冒頭からこの話を持ち出した上で、「最近だとアマゾンや楽天などでCDのジャケ写も載るようになったとか」と最新事情に触れている。「GYAO!」でミュージックビデオが解禁になった背景については、「事務所としてのルールが今どうなのかは分からない」と前置きしながら、“CDデビュー20周年”というスペシャルなタイミングもあって実現したのではないかと受け止めたそうだ。

 そして、光一は「ご存知のようにうちの事務所はネットに関して非常にコンサバ(編注:保守的な考え)なスタンスをとっています。事務所やレコード会社の公式ページでは動画や写真がだいぶ公開されているようですけどね。世の中が大きく転換したところで少しずつ出していっているのでしょう」と、事務所の体制を改めて説明。プライベートでは自身もネットユーザーというだけに「今さら?」と思われる気持ちに共感を示しつつ、だからといって事務所の方針に反対しているワケでもないのだろう。

 続けて、光一は「でも一タレントとして勝手なことを言わせてもらえば、コンサバな姿勢を貫いてもらっているのはとてもありがたい。事務所はタレントの肖像権をはじめ、いろんなものを守るためにやっているわけで、そこがちゃんと機能してくれてないと僕らの仕事は成り立ちません。ジャニーズ事務所は昔からコンサバすぎるくらいの考えでやってきた事務所ですし、そうやって大きくなった面もありますから」と素直な思いを告白。

 とはいえ、事務所の古めかしい姿勢はネットに限らず、かつて光一がBlu-rayの発売を提案した際にも、なかなか「GOサイン」が出なかったとか。当時はまだBlu-rayがさほど普及していなかったのか、事務所からは「Blu-rayを出すことによって、世の中の人にプレーヤーを買わせるんですか?」と言われてしまったものの、ジャニーズはこうした「公平な環境」という考えが根底にあるがゆえ、「超コンサバ」になっていると分析していた。

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コメント

  1. 名無しだJより 2017年10月08日 10:25 AM

    そのコンサバの対局を行ったのがSmapで、確かに大きな財を築いたが、一方で広告の偏りによって業界地図を変えるなどして騒ぎも起こした。最終的には政治信条まで広告塔を担わされ、右に左に引きちぎられて終わったという感がある。
    クオリティで固定ファンをがっちり掴み、大きな広告を打たなくても収益計算が出来るのはKinKi Kidsならではで、後輩たちが目指すべき一つの形であると思う。
    芸能が政治経済と距離を保つ事は、メッセージ性から考えても明らかで、特にジャニーズのように普遍性を追求する作品が多い場合には、コンサバ路線での緩やかな変化は正当な方法だと思います。広告商品に使うお金は本当はタレントに使いたいわ。

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