「主役が嫌いだった」生田斗真が映画論を語る

2012.3.4

<アイドル誌チェック!!>

 「SODA」4月号(ぴあ)の表紙と巻頭インタビューは生田斗真。3月17日に公開される映画『僕等がいた』に主演しています。この作品は、同名ベストセラーコミックを映像化した作品で、北海道と東京を舞台に生田演じる”矢野元春”と吉高由里子演じる”高橋七美”のラブストーリー。高校時代を描く前編、社会人時代を描く後編と分かれている壮大な物語です。

大作だけに、「主人公として現場を引っ張っていかなければという意識は強かったか」とインタビュアーに質問された生田はこう答えます。

「主役をやりはじめた頃はもっと考えていたような気がするんですけど、だんだん考えなくなってきましたね。というのは、役者はやっぱり駒だと思うし、映画ってスタッフとキャストみんながひとつひとつの歯車で、大きなものを動かしていくものだと思っているから。それに気づくまでは、主役って嫌いだったんです。自由がなくてつまんない立場だと思ってた(笑)。でも映画『人間失格』のときに、僕の顔の向きひとつでカメラの動きが変わるのを見て、主役は何て自由なんだろうと感じたんですよね。(中略)主演でも脇でも演じることの根本は変わらないと思えるようになりました」

また、役づくりに関しては、「形から入って自分をだましていくという過程は、僕にとってすごく大事。髪型を変える、痩せたり太ったりして身体を作るとか、すごく有効なんです」と語っていました。舞台『わが友ヒットラー』の役づくりの際は、実際にドイツに行って収容所を見たり、ユダヤ人の方たちの足跡を追ったりしたそう。「無駄なことかもしれないけど、空振りしまくることで何かをつかんでいく感覚ってあるんですよ」とのこと。日本映画界を牽引する役者に成長した生田が、今、なにを考え、どのように作品にアプローチしているかがよくわかるインタビューです。

ちなみに、『僕等がいた』の三木孝浩監督はお酒が飲めないけれど、みんなで食事すると最後まで付き合ってくれるという話から、生田自身はお酒は強いかと質問され……、「強くはないけど、長いです(笑)。5回に1回くらい、いやもっと多いかな、飲んでる途中で寝ちゃうんですよ。みんながそろそろ帰るか縲怩チてときにパッて起きて、次どこ行く!? って言い出す、迷惑なタイプ(笑)」とおちゃめな一面をのぞかせていました。グラビアとインタビュー合わせて10ページという充実の内容です。

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