「そんなこと書いてなかった」、嵐・松本潤はあのデート・マニュアル誌の愛読者?

2012.3.28

3月24日放送の『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)は、2時間のスペシャル版でした。この日、“芸能界の猛毒アニキ”として登場したのは爆笑問題の太田光。冒頭、櫻井翔が嵐の印象を聞くと、太田は爆笑問題として1996年放送の『愛LOVEジュニア』(テレビ東京系)に出演したときのことを語ります。番組の運動会の司会などもしていたそうで、「櫻井はこんなちっちゃかったの。(相方の)田中と同じくらい。まだ声変わりもしてなかった」と鮮明に覚えているようです。「小学生くらいだったよな?」との問いに櫻井は、「いや中学生でしたけど、ビジュアルは小学生」と自虐ネタでスタジオを沸かせます。「小坊主みたいな感じで、“なんだよバカヤロウ!”なんて言ってたよ」と太田は、まだ声が高かった当時の櫻井の真似をしてみせました。

他のメンバーについてはウヤムヤな部分も多いのに、櫻井についてはやけにしっかりと覚えている太田。「ビックリするのが、後に嵐になったときに、あのときの小坊主が僕だって覚えていてくださったこと。すごくうれしかった」と櫻井が言うと、太田は「あの時から田中と、“アイツは絶対人気出るだろうな”って言ってたの。キャラクターも面白いし、頭の回転も速いし、絶対、将来小林麻央とニュースでもやるんだろうなと」。この発言を途中までは真剣に聞いていたメンバーも、「そこまで!?」「予言者!?」と太田に突っ込みまくっていました。

続いて、太田の私生活を探るコーナーへ。太田がここ10年で靴を一足しか買っていないということについて、「一足買うほうが難しい」と二宮和也。太田に「何足ぐらい買うの?」と返されると、質問には答えずに「いや、だって一足で買うほうが高くつきません?」と謎の回答。誰一人として共感しない中、「そりゃ、靴を片っぽだけ買うのは……」と太田が笑いを取ると、「ちがう(笑)! 3足とか5足とか、合体してるやつ買いません?」とさらに珍回答を繰り返します。これには他のメンバーも、「どういうこと? どういうこと?」と不思議そう。「だから、3足だと6枚ついて、合体してるやつ。3足セットとかで売ってるやつあるじゃない」。しかしここでようやく櫻井と相葉雅紀が、「え、何? 靴下?」と、二宮が“靴”と“靴下”を聞き間違えていたことに気付きます。めったにドジを踏まない二宮は「あっ、靴?」と言って大赤面。見る見るうちに赤くなっていました。このレアな状況にはメンバーも、「珍しい!」と驚いていました。

また「カラオケで90点以上出したい」という太田の願望についても、二宮は「ほんとに90点以上出したことあるの?」と、“出したい”と“出した”をまたもや聞き間違え。「お前、全部間違ってるよさっきから!」と太田に厳しく言われ、櫻井から「今日調子悪いの」と肩を叩かれていました。二宮さん、少しお疲れ気味でしょうか?

もうひとりの猛毒アニキゲスト・有吉弘行を迎えて始まった“超未知との遭遇しやがれ”。相葉雅紀が“禁断のつけ麺デビュー”をすることに。極意を伝授してくれるのは、年間400杯以上のラーメンを食べるというロックバンド「サニーデイ・サービス」の田中貴。相葉は「(つけ麺は)好きだけど、ラーメン屋に入るのが1年に1~2回」と、中華料理屋の息子にしては予想外に低いラーメン率を明かします。「まずは麺のみ」という極意通り麺だけを食べた相葉。食のロケなのでそれなりのことを言うべきところ、感想はなんと「麺だわ」。何のひねりもないコメントに、スタジオの二宮も「そりゃ麺でしょ」と突っ込んでいました。

松本への指令は、生デニムデビューでした。デニムデザイナー林芳亨のもと、自分に合った生デニムの選び方を教わります。生デニムとは、洗いなどの加工をしないデニムのこと。ジーンズはいつ洗っていいのか分からなかったという松本ですが、“すぐに洗え”との極意を伝授されると、「『Hot-Dog PRESS』には書いてなかった」と言い出します。まさか、あのデートマニュアル誌が松本の愛読誌だったとは……。その後、裏原宿へ生デニムを探しに出かけた松本はショップ店員からも「ジーンズはどんどん洗ったほうがいい」と聞き、ここでも「『Hot-Dog PRESS』にはそんなこと書いてなかった」と繰り返していました。現在は休刊となってしまった「Hot-Dog PRESS」(講談社)ですが、どうやら松本のバイブル的存在だったようです。

大野智は天ぷらカウンターデビューということで、天ぷら職人・近藤文夫から、天ぷらを粋に味わう極意を伝授してもらいました。東京・大塚にある名店で、天ぷらが揚がるのをカウンターで待つ大野は、「あまり天ぷらを食べに行ったことがない」とのことでソワソワ。出てきた海老には塩を少しだけつまんでかけ、“揚げたての数秒が一番うまい”という教えからすぐに口に運びました。その直後大野は左手で頭を抱え、「うめぇ。うわ、超……」と言葉を失います。「初めて食べた! 本物の天ぷらって感じ。コレはヤバイなマジで。近藤さんこりゃヤバいわ。俺ハマッたわ」と、ヤバいを連発してドハマリ宣言をしていました。

櫻井に与えられたミッションは、春夜景ジャングルクルーズデビュー。夜景鑑賞士の資格を持つアンジャッシュ渡部健が“ヤケニスト”として登場し、夜景について熱く語ります。素敵なアラサー男性ならば夜景スポットの2つや3つ知っていても良さそうなものですが、櫻井は「夜景? ちょっと思いつかないなぁ……」と興味が薄いよう。ロケ当日、夜の天王洲桟橋に現れた櫻井。手には、夜景を堪能しながら食べられるからと渡部に勧められたカツサンドを持っています。船に乗り込みしばし夜景を楽しむ櫻井ですが、最大の見所である、大井埠頭のキリンの群れのような工場夜景が見え始めた瞬間に「腹減ってきたなぁ。カツサンドの時間かな?」と船内に消えてしまい雰囲気台無し。

さらに後半、渡部から「気分が盛り上がってきたところで言っちゃおうか! 普段言えない最高にロマンチックなセリフ!」と指令が出ると、「あの(大井埠頭の)キリンたちよりも、君に出会えることを、首を長くして待っていたよ」と、これが本気デートならドン引きしてしまうような発言をします。これには渡部も「笑点か!」と突っ込んでいました。

最後に二宮が挑戦したのは、ストレッチデビュー。今回二宮にストレッチの極意を教えてくれるのは、Wii Fitを監修しているボディーデザイントレーナー・松井薫氏。「生活の8割はゲーム」という二宮に松井が「ゲームの他に運動とかは?」と尋ねると、「僕はWii Fitですね」と回答。結局二宮は、とことんゲーム漬けな様子。そこで姿勢が悪いと自覚する彼の身体年齢をチェックしたところ、実年齢よりも高い30歳以上という診断結果に。二宮は「マジっすか……」と少なからずショックを受けた様子でしたが、この後松井からの激励を受けストレッチ法を修得し、スタジオにて他のメンバーにストレッチ講座を開くことになりました。が、すべてのストレッチを終え冒頭の身体年齢チェックをしてみると、ほとんどのメンバーの結果が20代だったにも関わらず、大野だけはなんと40代! よく踊れるなぁと、むしろ感心してしまう結果です。

スペシャル版というだけあって、内容ギッシリだった今回の放送。大野の身体年齢は40代、松本は「Hot-Dog Press」の愛読者であったことが判明し、櫻井はまさかの非ロマンチスト。二宮のめったに見られない赤面も見ることが出来た一方で、相葉は相変わらずのマイペース。嵐のリアルな表情に溢れた、とても濃い2時間でした。

コメントをもっと読む

嵐 松本潤 関連記事