嵐、ラストツアー申し込みは既存会員優先へ――「ファン思い」「救済措置は?」とFC新規入会受付再開の悲喜こもごも

2025.6.4

来年の春頃に予定しているコンサートツアーをもって、グループ活動を終了する嵐。このほど、一時的に停止していたファンクラブ(以下、FC)の新規入会受付が再開されたものの、会員特典に「公演のチケット申込」の権利がないと判明。ファンの間でさまざまな声が飛び交っている。

来春ラストツアーを開催する嵐(写真:サイゾーウーマン)

来春ラストツアーを開催する嵐(写真:サイゾーウーマン)

■嵐、来春のラストツアーで「5人での活動を終了」へ──FCは「26年5月いっぱいで閉鎖」

嵐は2020年末より活動を休止し、リーダー・大野智以外の4人(相葉雅紀、櫻井翔、二宮和也、松本潤)は個人で仕事を継続してきた。そして今年5月6日、嵐は公式SNSを通じて、およそ1年半ほど前から“もう一度嵐として活動する”ことについて話し合いを重ねてきたと報告。活動休止前は新型コロナウイルスが感染拡大していただけに、「ファンの皆さんに“直接感謝を伝える”“直接パフォーマンスを見てもらう”ということをもって、5人での活動を終了する」(原文ママ、以下同)との結論に至ったそうだ。

来春開催予定の最後のツアーについては「現在ファンクラブ会員の方に優先的に申し込んでいただけるように、ファンクラブの新規入会は一時的に申し込みを停止いたします」「また来年のツアー開催に向けて、実現するべく様々な人のお力をお借りしながら準備に入っていますが、現段階でその全てをお伝えできる状況にはありません」と説明。

嵐の活動終了に伴い、FCは2026年5月いっぱいで閉鎖するとのことだが、「今ファンクラブに入っていない方も次の配信から楽しんでいただけるように、新規入会受付の再開準備をしています」などとアナウンスしていた。

「既存会員ならば優先的にコンサートの申し込みができるという配慮に対し、ネット上では『現在のFC会員優先のチケット申し込みという言葉を見て、涙が止まらなくなった』『活動休止中もずっと支え続けたファンを大事にしてくれてる。嵐のこういうところが好き』と、喜びの反応が続出していました。ただ、芸能活動を休止している大野のファンなど、約4年半の間にFCを退会してしまった人たちや、新規入会者はコンサートに申し込めないのではないかと懸念していたんです」(芸能ライター・阿部ベア氏)

■嵐、FC新規入会受付再開も「公演のチケット申込」権利なしで退会した大野ファンから嘆きの声

そんな中、STARTO ENTERTAINMENT(以下、STARTO)のファンクラブサイト「FAMILY CLUB」は、6月2日に「嵐ファンクラブ新規入会受付再開についてお知らせ」を掲載。FC新規入会受付の再開にあたる会員特典が記されていたが、会員証、会報、会員限定動画などのほか、最後に「FAMILY CLUB onlineチケット会員優待(公演のチケット申込、バースデーカードはございませんのでご了承ください)」と書かれている。

「特典内容は変更になる場合がございます」という注意書きもあるとはいえ、映像配信サービス・FAMILY CLUB onlineで何らかの配信があることを示唆する一方、「公演のチケット申込」は、現在の有効会員が優先なのだろう。

これを受け、SNS上のファンは「当たる確証はないけど、FCを継続し続けて大野くんを信じて待っていたファンとしてはチャンスがあるのがうれしすぎる」「活動休止後も嵐の復活を待ち続けてFCを更新していたからうれしい。嵐は本当にファン思い」「ずっと待ち続けた私たちのこと考えてくれる嵐は最高!」などと歓喜している。

それとは対照的に、「FCを更新しなかったのが悪いんだけど……コンサートの申し込み資格すらないのはしんどい」「最初の数年は大野さんを待っていたけど、耐えられずFCを辞めてしまった。コンサートに行けないのは悔しいし、悲しい」「コンサートの同行者も既存会員のみ? なんとかならないかな?」「FCの更新をやめちゃった大野ファンを連れて行きたかった」「救済措置はないの?」と、やむなく退会した大野ファンを中心に嘆きの声が聞かれた。

「なお、昨今ではコンサートチケットにおいて『公式リセールサービス』を導入しているアーティストも少なくありません。これは、ファン同士がチケットを安心・安全に定価で売買できる公式サービスですが、嵐のコンサートツアーはリセールサービスが機能するのか、注目が集まります。ちなみに、STARTOタレントが出演するコンサートや舞台などの企画・制作・運営を担っている株式会社ヤング・コミュニケーションの代表・源野栄治氏は、今年1月23日に行われた『第12回ライブ・エンターテイメントEXPO』(千葉・幕張メッセ)内のカンファレンスにて『本当に行けなくなった方を救済できるようなリセールシステムを、間もなく皆様に発表できるところまできています』と、発言していたそうです」(同)

より多くのファンが会場に足を運べるよう、公演日程や会場の調整、リセールサービスの導入に期待したいところだ。

サイゾーウーマンより】

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