「オレオレ！　オレ、月9出ちゃうぜ～！」

Kis-My-Ft2藤ヶ谷太輔が、小栗旬主演の“月9ドラマ”『信長協奏曲（コンツェルト）』（フジテレビ系、10月13日スタート）に出演することが明らかになりました。藤ヶ谷の連ドラ出演は、昨秋放送のSMAP草なぎ剛主演『独身貴族』（同）以来1年ぶりとあって、ファンからは喜びの声が相次いでいます。しかし、正式発表前に藤ヶ谷が『信長協奏曲』に関与していることが意外な形で発覚し、ファンの間で話題となっています。

2014年7月期に、SMAP木村拓哉主演の『HERO』（同）が高視聴率を記録した月9枠。『HERO』の放送に先立ち、5月上旬にはマンガ家石井あゆみ氏の『信長協奏曲』（小学館）が、小栗主演でドラマ化され、実写映画・アニメ化することも発表されていました。同作は主人公の高校生・サブロー（小栗）が戦国時代にタイムスリップしてしまい、自分とそっくりな織田信長として生きていくハメになるというストーリー。月9初の“時代劇”ということで、放送前から注目を集めています。

放送が近づくにつれて柴咲コウ、向井理らキャストが続々と発表される中、9月22日放送の『草なぎ剛の第22回がんばった大賞』（同）で、10月6日放送の『SMAP×SMAP』（同）の予告として、ゲストに『信長協奏曲』キャスト陣を迎えた「BISTRO SMAP」の映像が流れ、その中に藤ヶ谷の姿があったのです。藤ヶ谷は小栗、柴咲、向井に続いて4人目に立っており、「新月9メンバーが一挙来店」というナレーションとともに紹介されていました。すると、Twitterをはじめ、ネット上には「藤ヶ谷映ってた？」「月9出るなんて聞いてない」「藤ヶ谷出るの？」と、ファンの驚きのリアクションが続出。メインキャストと一緒に「BISTRO」のゲストに呼ばれたということは『信長協奏曲』への出演も決定的とみられるため、「月9に藤ヶ谷太輔出演！」「月9出演決定！」と、『スマスマ』のキャプチャ画像が瞬く間にネット上に拡散されていきました。

タレントがドラマや映画に出演する際は、撮影の目撃情報や本人の髪型の変化などで、正式発表より前に情報がネット上に漏れるケースはよく見受けられます。しかし、今回の藤ヶ谷のドラマ出演に関しては「なぜ今まで情報が漏れなかったのか」と疑問の声が上がるほど、ファンもノーマークだったよう。別番組の予告に「サラッといた」という形で公になるのは、珍しいパターンでしょう

また、前回の月9出演作『PRICELESS～あるわけねぇだろ、んなもん！～』（12年10月～12月放送）は、先輩の木村が主演のため「バーター」（抱き合わせ出演）でしたが、今作はメインに先輩がいない作品とあって「バーターじゃない月9」「バーターじゃなくてうれしい」と、『信長協奏曲』出演は別の意味でもファンに喜ばれていました。

その後、ネット上では藤ヶ谷の役どころが話題になり、前田利家か浅井長政か、という予想が飛び交っている中、ついに9月29日付の一部スポーツ紙などで藤ヶ谷の衣装ビジュアルが公開され、小栗（信長）の家臣・前田犬千代（前田利家）を演じることが明らかになりました。藤ヶ谷は第2話から登場し、10月27日放送の3話では、相撲をとるシーンがあるため「肉体美に注目」とのこと。

同作プロデューサーの村瀬健氏は番組公式ホームページの中で、藤ヶ谷と『PRICELESS』で一緒に仕事をしたと明かし、「その時に接した藤ヶ谷さんの姿が、大先輩の木村さんと一緒だったこともあったと思うのですが、憧れの先輩を前に大緊張しながらも何かを得ようとする“一生懸命な後輩キャラ”として僕の目に映っていました」と、藤ヶ谷の印象をつづっています。現代からやってきたサブロー（信長）に憧れ、やがて感化されていく“後輩キャラ”として最初に頭に浮かんだのが藤ヶ谷だったと、起用理由を明かしています。

「フジテレビ開局55周年記念プロジェクト」と銘打った同作は、時期は未定ながら実写映画の公開が予定されており、ドラマに続いて藤ヶ谷が出演するのか、気になるところです。同じく“信長”と題したドラマでは、今年の7月期に放送されたKis-My-Ft2玉森裕太主演の『信長のシェフ』（テレビ朝日系）が、前シリーズの深夜枠からゴールデンに昇格したものの、平均視聴率は7.3％と低迷してしまいました。今回は思わぬ形での情報解禁でファンを驚かせましたが、次は藤ヶ谷出演の『信長協奏曲』の成功に期待したいですね。