『嫌われる勇気』最終回で最低の5.7%となるも、思わぬ真犯人に視聴者は釘付けに
2017.3.18
NEWS加藤シゲアキ出演のドラマ『嫌われる勇気』(フジテレビ系)の最終回が、3月16日に放送された。第1話こそ8.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)と2ケタ台まであと1歩のスタートを切っていたが、それ以降視聴率が上がることはなく、全話通して7~5%の数字を記録。そして、最終回では自己最低記録をさらに更新し、5.7%で終了。大きな盛り上がりを見せないまま、静かに幕を下ろしている。
同作は、心理学者のアルフレッド・アドラーの理論を解説した自己啓発書『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』(岸見一郎・古賀史健、ダイヤモンド社)を原案とした刑事ドラマ。一匹狼の主人公・庵堂蘭子(香里奈)と、その相棒・青山年雄(加藤)が、毎話さまざまな事件を解決していった。また、アドラーの教えを得て人間的に成長していく2人の姿も描かれており、取っつきにくいアドラーの理論をエンタメの一要素として楽しめることも魅力となっていた。
最終回では、庵堂の父親の過去とともに、18年前に庵堂を誘拐した事件の犯人を捜査する様子が描かれた。第8話の終盤で、何者かにナイフで刺されて病院に搬送されていた青山だが、庵堂が拉致されたことを知り、病院を抜け出して帝都大学文学部心理学科の教授・大文字哲人(椎名桔平)の研究室に駆けつける。以前から、大文字と18年前の事件との関わりを疑っていた青山は、研究室を物色。古びたファイルを見つけ中を見てみると、庵堂の誘拐事件を報じる新聞記事と、赤い印がついた森の地図が入っていたのだ。
一方大文字は、庵堂のもとにいた。青山はその場に駆けつけ、「庵堂さんから離れてください」と、大文字に拳銃を突きつける。そのまま任意同行され、警察署で取調べを受けた大文字は、研究室にあった古びたファイルについて聞かれると、「当時の捜査関係者からいただきました」と答えるだけで、その他のことについては「覚えていません」の一点張り。大文字への疑惑は、さらに深まっていくのだが……。
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