12月16日に放送された『2015 FNS歌謡祭 THE LIVE』（フジテレビ系）に、ジャニーズからV6、タッキー＆翼、NEWS、KAT-TUN、Sexy Zone、A.B.C-Z、ジャニーズWESTの7組が出演した。番組冒頭から「V6 20周年スペシャルメドレー」がスタート。V6が後輩グループとコラボし、和気あいあいとヒット曲を熱唱した。その裏話を後輩たちがジャニーズ公式携帯サイト「Johnny’s web」で明かしている。

　「20周年記念メドレー」の曲目は、「MUSIC FOR THE PEOPLE」（A.B.C-Z、ジャニーズWESTとコラボ）、「Sexy.Honey.Bunny！」（Sexy Zoneとのコラボ）、「TAKE ME HIGHER」（KAT-TUNとのコラボ）、「愛なんだ」（NEWSとのコラボ）、 「HONEY BEAT」（タッキー＆翼とのコラボ）、そして最後に全員による「WAになっておどろう」。

　「Sexy.Honey.Bunny！」では、曲の冒頭、「SEXY！」という決めゼリフを、いつも通り坂本昌行が言うと見せかけて、後ろから先輩たちにリフトアップされたSexy Zone佐藤勝利が「SEXY！」を披露した。サビでは、佐藤と坂本が手を合わせてハート型を作る場面もあり、キャリアを超えて仲睦まじい姿をみせた。連載「薔薇色の日々」の佐藤のページによると、リフトアップは井ノ原快彦の提案で、本番前に待機する部屋で、先輩たちの注目を浴びながら3回ほど練習したそう。その練習のエピソードを次のように明かしている。

「三宅（健）くんは、もっとSexyにやりなよ！って言ってました！笑　なので、放送されたのよりももっとSexyにやったら部屋のみんなが笑っていました笑　本番では、坂本さんと、ハートも作れたし！　凄く、貴重な経験でした！」

　Sexy Zoneの松島聡は同じく「薔薇色の日々」で、そんな佐藤について「先輩からのアイデアをいただいてやれるって凄く嬉しいし、しょーりいいなぁ、と少し羨ましかったです笑笑」とちょっぴり嫉妬していたよう。サビでなぜか井ノ原におんぶされて歌っていたSexy Zoneマリウス葉は、「僕、結構体重ありますよ、って言ったら大丈夫だから！って言われて優しく乗りました。でもちょっと怖かった…もしイノッチさんが腰をやられたら、それも生放送中で、僕の責任になるのかな…って心配心配」（「薔薇色の日々」）と、先輩におぶわれる複雑な心境を明かしていた。

　NEWSとのコラボ「愛なんだ」では、小山慶一郎が同じジムに通っているという三宅の肩を抱いてうれしそうに歌う姿が見られた。小山が本番前に三宅に「歌の時めっちゃからんでいいですか？」とお願いしたところ、三宅は「やだよー」と笑いながら返答。小山はそれを「OKもらった」と解釈し、積極的にからみに行ったそう。「俺、嫌がる健くん好きです。笑　健くんにメールしとこ　いつも優しい健くん、尊敬しています！！　またジムで会えますように！！」と、連載「メンバー愛」に書いていた。

　V6がデビューする前からかわいがってもらったという今井翼は、連載「Habitacion de Alas」で、「改めて20年の絆を勝手ながら後輩として凄みに強みを感じました」と、我がことのように感動しきり。森田剛を尊敬してやまない今井は、「ごうくんをごうちゃんと呼んだ記念すべき12月16日でした」とうれしそうに明かしている。

　「TAKE ME HIGHER」では、コラボ相手のKAT-TUNが登場する際、井ノ原が「入口、出口、田口です」と紹介。来春を持って事務所退所を発表した田口淳之介へエールを送るかのように見える場面もあった。先輩、後輩、それぞれが思いやる姿が見られた『2015 FNS歌謡祭 THE LIVE』。ちまたでウワサされている“派閥”を超えたコラボは、ファンにとっても胸がアツくなる一夜だった。