八乙女がドラマ『3年B組金八先生』第7シリーズ(TBS系、2004年)で演じたキャラクター。父親が知人の借金の保証人になってしまったことで会社が倒産し、返済のための重労働に耐えようと覚せい剤に手を出し、暴力団から覚せい剤を持ち出したところで事故に遭って下半身不随になる。これだけでも十分不幸なのに、父を探す暴力団員に追われ、義理の母から虐待を受け、さまざまなストレスから自身も覚せい剤を使用する。間違いなく『3年B組金八先生』史上最悪の事件かつ不幸の連続で、視聴者にトラウマ級の衝撃を与えた。とはいえ、当時14歳ながらも、その難しいキャラクターを演じ切った八乙女なのに、なかなかゴールデンタイムでの主役級のオファーがないのはなぜ……。