関ジャニ∞の村上信五が22日、東京・新大久保の東京グローブ座で一人舞台『if or…V』の初日を迎え、囲み会見を行った。今作は村上が「もし○○だったら」というお題のもと、村上が作・演出・出演を務める舞台シリーズの第5弾。これまで、パントマイムや殺陣、コントなどに挑戦。昨年からはストーリー仕立てになっている。

今作の物語の舞台は、“世界地図にも歴史の教科書にも載っていない謎に包まれた国「ジャパング浪速大帝国」”。1000もの掟があるというこの国では、異性と会話できるのは10年に一度の祭り「浪速コン」だけ。この祭りで青年（村上）はある娘に恋をするが、求婚する前に祭りが終わってしまい……というストーリー。村上のアドリブやお笑いも見どころだ。

村上は、毎年恒例となっている白髪のハゲカツラに白衣といういでたちで報道陣の前に現れ、「誰かわかりませんが、出てきた瞬間、『またか』っていう声が上がりました」と言って笑いをとった。同シリーズについて、「1回目とかは初めてできるうれしさで、勢いでやっていたけど、やっぱり回を重ねるごとに、3回目、4回目、去年、しんどかった」と、行き詰っていた過去を振り返った。しかし、去年関ジャニ∞が8周年を迎えいろいろな仕事をする中で、「考え方を変えれば、なんぼでもやり方はあるな」と実感したことで、迷いが吹っ切れていい方向に進んだという。

10日～17日に行われた大阪公演では毎公演男性ファンが目立ったらしく、「平日の夜に男性一人で来ている方が何人かおって、うれしい」とコメント。ライブで「男のエイター」と呼びかけることが恒例となっている村上だけに、男性ファンも大歓迎のようだ。

劇中の「浪速コン」のような合コンの出席について聞かれると、「今のスケジュールで行ったら倒れますよ。お金もかかるでしょ？　気ぃ遣いますし」「最近の楽しみは、湯船につかること。OLみたいな生活ですからね。『今日は何の入浴剤にしたろかな～』と。昨日はラベンダー入れてやりましたからね」と笑いを誘っていた。

一人5役の早着替えにも挑む。その中には女性役もあり、「毎年、自分の女装姿を見て、『何してんやろな～』って思う瞬間がありますよ。でも亀梨が33役もやりよったからな」と、KAT-TUN亀梨和也が主演する映画『俺俺』で33役を演じることを引き合いに出し、「来年は40役くらいやりたい」と新たな目標も見せた。

今シリーズのほか、MCを務める『月曜から夜ふかし』（日本テレビ系）や「ほっともっと」のCMなど、ソロ活動が順調な村上。今作のチケットも即日に完売するなど、人気も上がっているようだ。『月曜から夜ふかし』では、共演のマツコ・デラックスにアイドルとしての人気のなさをいじられるほど、いわゆるアイドルらしさはないかもしれない。しかし、飾らないキャラや得意のトークでアイドルという枠を超えての活躍が期待できそうだ。村上が大切にしている男性ファンもさらに増えるかも？