こんなにかわいいNYCを返して！

中山優馬のソロ2枚目となるシングル「High Five」が、4月2日にリリースされました。2009年7月に中山優馬 w／B.I.Shadowとして「悪魔な恋／NYC」でCDデビューを果たし、翌年にはHey!Say!JUMPの山田涼介＆知念侑李とのユニット、NYCで再デビューした中山。「ジャニー喜多川社長のゴリ推し」といわれながらも09年～12年まで『NHK紅白歌合戦』に出場していましたが、NYCは昨年から解散状態と囁かれています。

今年1月に成人を迎え、ソロ歌手として新たな道を歩み始めた中山は、「POTATO」2014年5月号（学研パブリッシング）で、「これまでの仕事を振り返って自分が成長した、変化したと感じた作品は？」という問いに対し、

「やっぱり2012年に出したシングル『Missing Piece』かな。初めてのソロ曲やったから責任の大きさも感じたけど、いろんな場所でこの曲を歌ってたくさんの人が楽しんでくれてる姿を見ることができてうれしかった。今後も『ソロで頑張っていこう』って思えたきっかけになった1曲やね」

と、回答しています。NYC解散が騒がれる中での一言だけに、中山のこの一言には複雑な思いを抱くファンの方も多いでしょう。山田・知念の2人はHey!Say!JUMPとしての活動があるので、中山としては「Missing Piece」を機に、一人で活動していく覚悟が決まったのかもしれません。

そんな心境を経てソロとして再スタートを切った中山ですが、肝心のCD売り上げはイマイチ。「High Five」はオリコンデイリーランキングで5位スタートと厳しい状況で、週末にはCD購入者イベント「優馬とHigh Five」を東京・大阪で敢行。その甲斐があったのか、ウィークリーランキングでは第3位（推定売上枚数は3万4,377枚）と、順位を上げていました。イベントはさらに全国5大都市での追加開催が決定しており、5月11日の名古屋会場を皮切りに、札幌（24日）、福岡（25日）、仙台（31日）、広島（6月1日）で行われます。中山にとっては初心に帰る意味での地方回りとなりそうです。

「ソロとしての歌手活動はイマイチ良い結果が出せていない中山ですが、俳優としては順調に仕事をものにしています。昨夏の連ドラ『ぴんとこな』（TBS系）は視聴率こそ伸びなかったものの、準主役の中山は、歌舞伎の女形の演技が高評価されていました。4月9日に始まったSMAP香取慎吾主演『SMOKING GUN～決定的証拠～』（フジテレビ系）に出演しているほか、4月18日に放送される『山村美紗サスペンス 赤い霊柩車33 卒都婆小町が死んだ』（同）では、新人能楽師役で登場するとか。これも『ぴんとこな』などでの活躍が認められた結果でしょうね」（ジャニーズに詳しい記者）

12年には駒澤大学に入学したものの、昨年9月に大学を中退していたことを告白した中山。雑誌のインタビューでは、今後は「英語の勉強をしたい」と話しており、海外を視野に入れた活動にも興味があるよう。NYCとしての活動に見通しが立たず苦境に立たされた中山にとって、今が正念場。今は一歩一歩を積み重ねて、大きく飛躍するための基礎づくりをしてほしいですね。