12月8日放送の『嵐にしやがれ』（日本テレビ系）。毎回「アニキ」として各界の著名人を招いてきたこの番組ですが、この日のゲストは日テレの朝の情報番組を担当しているアナウンサー、桝太一、上重聡、青木源太の3人。局アナの登場に櫻井翔は「年に1回だけ予算が少ない日があるんですか？」とツッコんでいましたが、視聴者としても激しくツッコミたいところです。

さて番組では、嵐メンバーと人気アナウンサーの私生活を比較することになりました。コーナーの進行役として平成ノブシコブシが登場し、回答をフリップに書き込んでいきます。ゲスト3人の共通点は「朝の顔」ということで、まずは「朝起きて必ずやること」を比較。アナウンサー陣からは「風呂場で発声練習をする」「ヒゲを剃る」などの回答が出ましたが、嵐はというと、「プロテイン作り」と松本潤。「粉入れて水入れてジューサーかけるだけだけど」と言っていましたが、これを毎日やるとなると結構しんどいもの。さすがストイックな男です。

また相葉雅紀が朝必ずやることは、「2度寝」。この珍回答にはアナウンサー3人も吹き出します。「これは大問題ですよ。普通だったら2度寝の後の話をするんですから！」とノブシコブシ・吉村崇。その通りです。でもきっと、特にこれと言って習慣づけていることがなかったのでしょう。また大野智は朝起きたら必ず「ビックリする」と、これまた珍回答。これまで大野は夜、ベッドに辿り着く前に力尽きてソファで寝てしまっていたそうですが、「それが最近、ソファでも寝なくなったんですよ」。一体どこで寝ているかというと、なんと床！　メンバーからも「いよいよ寒いよ？」（二宮和也）、「危ないよ、風邪引くよ？」（相葉）と心配されていましたが、「体おかしくなると思うじゃん？　もうそっち（床）に慣れてるから、こないだベッドで寝たら腰痛くなった」と大野。人間の適応力はすごいですね。

続いての比較は「職業柄あるある」。アナウンサーのあるあるは、「友だちが激減する」でした。桝いわく毎日20時には就寝し、午前2時起床だそうなので、夜友だちと飲みに行く機会もないようです。一方嵐はというと、全員しばらく考えた後で大野が「よく言われるのが、『最近テレビつけたら絶対いるよね』『毎日みるよ』って。でもオレ毎日出てないの」。スタジオは爆笑です。連日CMが流れているのもそう思われる理由の1つですが、「自分的には『いや毎日は出てないですけどねぇ！』って」。マジメにとらえすぎです。

また二宮はテレビ局などで人に会った時に「あ、どうも！　お疲れっす！」と言われても「どこで会ったんだろう……」と思い出せないことがあり、「エレベーターとかで『久しぶりっすねぇ！』とか言われると、『ねぇ！』」と調子を合わせることも多いのだとか。すると櫻井にも心当たりがあるらしく、「乗っかるっていうのはあるよね」と話し始めます。以前ロケをしていて握手を求められた時に「いつも見てますよ～『志村どうぶつ園』！」と言われたそうで、「相葉だなぁ、それ」と思いながらも「結構ロケ大変なんですよね」と話を合わせたのだとか。二宮は「会話してる同士が成立すればいいのよ、我々の職業は」と話を締めていましたが、うそも方便ということでしょうか。たしかに一日に数えきれないほど多くの人に会うわけですから、知っているフリをするというのも、嵐なりの優しさかもしれません。

続いて「夜のファッション」という項目では、アナウンサー陣の回答は放送されましたが嵐の回答はカット。吉村が書き込んだフリップには「TPO」と書かれていたので、話が広がる回答ではなかったのでしょうか。その後「嵐に絶対負けないこと」としてアナウンサー陣が挙げたのが、「野球」と「ジャニーズイントロ」でした。

まずは「野球」で、PL学園時代に甲子園に3度出場した上重と、二宮がコントロール対決。交互に投げて、先にボールを缶に当てた方が勝ちです。上重はある番組で二宮がキャッチボールをするのを見たそうで「すごく綺麗なフォームだったので」と話していましたが、二宮は3度とも失敗。結局上重の勝利となりました。

続いての「ジャニーズイントロ」では、カラオケでもジャニーズソングをよく歌うという青木が挑戦。青木は「5人全員で来てください」と言うほど自信があるようで、最初にかかったKinKi Kids「夏の王様」を当ててみせます。そして「KinKi Kidsの初期の曲はみなさんバックで踊っていたんですけれども、『夏の王様』が出た時にはもう嵐でデビューされているので踊ってない」と早口で豆知識を披露。嵐は「詳しい！」「ちゃんとやらないとマジ負ける」とやっと本気モードに入ります。

2曲目は嵐の「WISH」で、さすがにこれは嵐が正解。しかしV6の「Darling」がかかると、松本の出演ドラマ『きみはペット』（TBS系）の主題歌とあって松本も回答ボタンへダッシュしましたが、僅差で青木に軍配。もう後がない嵐は、「（わからなくても）音が鳴ったら走って」と苦肉の策。曲がかかった途端、相葉がダッシュして嵐の「ナイスな心意気」を回答します。が、もちろん青木もこの曲は知っていて「ナ～ナナ～ナ♪　ですよね？　2002年の4月発売です。みなさんはオールバックで眼鏡をかけて歌ってました」と、出るわ出るわ、嵐も呆気に取られるほどの知識。どうやら青木、アナウンサー以前にジャニーズファンだったようです。

そして最後の問題へ。嵐がひねり出した答えはTOKIOの「AMBITIOUS JAPAN！」でしたがこれがまさかの不正解。答えはV6「Feel your breeze」で、青木の勝利となりました。最後に櫻井が「こうなってくると、オレらのアイデンティティーって何なんだろうね」と苦笑。対戦前には、「我々ジャニーズですよ？」（櫻井）、「人の畑で米育てようとしてるんでしょ？　うまく育つわけないよこんなの！」（二宮）と豪語していたのに恥ずかしい話です。

今回はゲストがアナウンサー（しかも朝のマジメな番組の）とあってお手軽な番組作りかと思いきや、青木の意外な特技のおかげで盛り上がりました。みなさん、もし嵐のメンバーに出くわすことがあれば、身に覚えのない話でもとりあえず振ってみましょうね。案外長く会話できるかもしれませんよ。