5月12日放送の『行列のできる法律相談所』（日本テレビ系）に関ジャニ∞錦戸亮が出演しました。この日は「かなり変わった業界のウラ側教えますSP」ということで、各界の著名人が裏話を暴露。シャイな錦戸は冒頭「めっちゃ（緊張）してますね。普段はワイワイ、ガヤガヤしたグループに属してはいるんですけど、こういうのに1人で出ることがあんまりないので、もう、ちょっと気持ち悪いです……」と不安を露にしていました。

芸人は写真を撮られるのが苦手という話から「得意でしょ？　写真」と司会の東野幸治に振られた錦戸は、アイドルにもかかわらず「苦手です！」と断言。実は錦戸のポージングはバリエーションに乏しく「“棒立ち”と“腕組み”と“ピース”ぐらいしかない」らしいのです。撮影しながら「ザッツグー！　ザッツグー！」と反応するハイテンションなカメラマン・花井透氏（通称ザッツグー）の手にかかれば、ついつい笑ってしまうそうですが、錦戸は「（花井氏とは）30回とかもっとやってるんで、もう慣れてる」らしく、「今日も頑張ってるな～」と思うだけで特にテンションが上がることもない様子。東野からは「初心に戻りいや！」とツッコまれていました。

その後錦戸は「ジャニーズ事務所のルール」を語ります。まずは「先輩・後輩は年齢ではなく、オーディション順」という話。ジャニーズにおける上下関係の複雑さは、これまでもたくさん語られてきましたが、例えば錦戸にとってはKAT-TUNの中丸雄一。「あの子、僕より1個上なんですけど、でも後輩なんで『中丸』って言います」と、呼び捨てにしていることを明かしました。

また東野が聞いた話では「ジャニー喜多川社長は、『将来売れるか売れないか』が子どもの時の写真を見たらすぐにわかる」のだとか。これについては錦戸も自身の経験から同意します。同期である大倉忠義と安田章大と一緒に受けたオーディションでは、約100人が一斉に踊っているにもかかわらず、「オマエら前で踊っとけ」と3人とも前に呼ばれたのだそう。さらに東野は、ジャニー社長にまつわるこんな都市伝説も明かします。実はジャニー社長はオーディション中、“清掃のおじいちゃん”に化けて普段の子どもたちの様子をこっそり観察しているというのです。しかし東野が「聞いたことないですか？」と錦戸に問うと、錦戸は「ないっすね」と一蹴。そんな都市伝説があるほど、ジャニー社長には先見の明があるということなのでしょう。

「ジャニーズ事務所のルール」として「先輩からお年玉をもらえる」という話も。少年隊・東山紀之がお年玉を配ることはよく知られていますが、東山は「お前ら並べ！」と後輩たちを並ばせ、裸のままの札を1人ひとりに手渡すんだそうです。その模様はまさに体育会系で、関ジャニ∞の面々は「Hey!Say!JUMP終わったら、関ジャニ来い！」と声をかけられ、「はい！　ありがとうございます！」と言って受け取るのだとか。しかしよく考えると関ジャニ∞にとってHey!Say!JUMPは後輩。錦戸も東山のようにお年玉をあげてもおかしくはない立場ですが、「気付かないフリをしてる」んだそう。東野から「お金もったいないの？」と尋ねられた錦戸は「おか、お金は、いや、あの～ぼく～、あのね。なんでこんなにテンパってんのやろ」と目を泳がせて、話しベタを露呈していました。

番組では錦戸こそが「ジャニーズの裏事情」を語るはずが、ジャニーズオタクの青木源太アナに完全に食われてしまった場面も。青木アナは「ジャニーズのレッスンは無料なんです。だから行くかどうかは自分の意思」と語り出し、大好きだという関ジャニ∞の「LIFE～目の前の向こうへ～」については「バンドスタイルで初めて出した曲」と解説。また番組収録前日にはV6のコンサートに行ったそうで、トロッコ（客席の通路を移動する台）が人力で動いていることなどを明かします。また青木アナは実家から錦戸の秘蔵VTRを持参。それは1999年に東京ドームで行われたジャニーズJr.の『特急（109）投球（109）コンサート　東京ドームに大集合！』の映像で、ジャクソン5の名曲「ABC」を歌う錦戸が映っています。青木アナが「デビュー当時は天使の歌声といわれていた」と話す通り、当時の錦戸の歌声はまるで幼い頃のマイケル・ジャクソン。なんと錦戸はこの美声で『ミュージックステーション』（テレビ朝日系）にも出演し、当時ジャニーズJr.のトップだった滝沢秀明と今井翼が横で踊ってくれたそうなのです。

当時はジャニーズJr.黄金期。東京ドームでの単独コンサートが満員になるほどの人気でした。青木アナはジャニーズJr.の魅力について「成長を追っていけるんですよ」とジャニーズファンを代弁。ジャニーズについて語りに来ていた錦戸亮も、ジャニーズオタク歴20年の青木アナの前では、すっかり霞んでタジタジでした。ジャニーズタレント本人たちより、もっとずっとジャニーズ事情に詳しいファンたちによって、ジャニーズの歴史は語られ続けるのかもしれません。