風磨、あの「おいで」はズルいよ！

8月17日放送の『世界一受けたい授業』（日本テレビ系）にSexy Zone菊池風磨が出演。回答者としての参加かと思いきや、２つの実験に体当たりで挑みました。

そのうちの1つは「輪ゴム何本で人を支えられるのか？」というもの。体重58キロの菊池が乗ったブランコを輪ゴムで吊るし、それを徐々に切っていき、最終的に何本残るかという実験です。実験台になることについて、くりぃむしちゅーの上田晋也から「事務所的にはオッケーなの？」と尋ねられた菊池は、両手で大きなマルを作って「オッケーです」とひと言。青いヘルメットをかぶった菊池は、輪ゴム100本で支えられたブランコに座ります。いつ切れるかわからない輪ゴムで吊るされるも、菊池は余裕の表情。左右に立つ千原ジュニアと押切もえが交互に輪ゴムを切り、あっという間に輪ゴムは減少。しかし菊池は「こっちとこっち（右と左）のバランスが良い感じ」「（100本と）そんなに変わらない」とやっぱり余裕のコメントを続けます。

が、35本以下になるといきなり「こえ～！」とビビりだし、20本の輪ゴムから2本を切ったところで、ついにブランコは崩壊。菊池はマットに落下し、「ビビったあああ！　めっちゃこわっ!!」と本音を露わに。一方、輪ゴムを切る側だったジュニアは感想を尋ねられると「めっちゃ怖いです。オレのセクシーゾーンがキュッてなる」と、お決まりのごとくグループ名を下ネタにしていました。

またもう1つは、「好きなアイドルに応援されると速く走れる？」という実験。菊池の大ファンだという女子3名が、菊池が来ていることを知らされないまま400メートル走を計測。ストレッチと休憩の時間を挟み、再び走ろうとする時に菊池が登場。「みなさんが一生懸命走ると聞いたので。僕も一生懸命応援するので、みなさんも一生懸命走ってください」とエールを送られた彼女たちは、もちろん泣くほど大喜びです。

そして1人ずつ、再び400メートルを走ります。菊池は一緒に走りながら「ファイトー！　がんばってー！　待ってるよゴールで！」と声を掛け、ゴール付近では両手を伸ばし“おいで”の姿勢で待ち構え、ゴール後はハイタッチ！　それぞれの手をぎゅっと握ったりハグをしたりと、ファンならば見ていて嫉妬してしまうようなシーンの連続です。もちろん菊池の応援のかいあって全員がタイムを縮めたのですが、番組終了後「風磨くん大好き！」と言っていた彼女たちが実は別のジャニーズタレントのファンだという疑惑が浮上し、SNSは大荒れ。菊池の気前の良すぎるファンサービスが空回りした結果となりました。

またこの日は、「今でしょ！」というキメ台詞で人気の東進ハイスクール講師・林修氏による特別授業も開講。「受験問題には、生き方のヒントを教えてくれるいい問題がある」とのことで、具体例を解説。2字熟語の漢字の前後を入れ替えても違う意味が成り立つ単語を作る問題では、「可能性を消していくことこそ、大人になることだ」と説く林先生。「なんでもいい」という考えを消し、自分の勝負できるところ、やれることを絞っていくことが、社会に出て行く上で絶対に必要だと話します。ここで「若いけど、自分の思った通りに進んできた？」と聞かれた菊池は、まさにジャニーズに入ったキッカケが、可能性を消してきた結果だと語り始めました。小学生の頃は野球も水泳もやっていて、どちらも好きだけど続かなかったという菊池。「なにか1つ合うものほしいな」と思い、ジャニーズに入ることに。「そしたら自分に合って、すごい楽しいと思えて。ちょっとクサイですけど、自分が選んできたこの道が正解なんじゃないかなって」と堂々と語りました。

また「接続語で人は変われる」という話があり、前向きな文章を作ることになった菊池。即興で「僕はアイドルだけど、熱湯風呂に落ちてみよう」と作ったところ、「満点回答ですね！」と絶賛されます。が、林先生から「来週（熱湯風呂）やられるんですか？」と切り返された菊池は「はい!?」と戸惑いの表情。先ほどの輪ゴムの実験で十分体を張った菊池。「もうそれに近いことはやった」と上田がフォローする一幕もありました。

ファンが走るのを応援したり、輪ゴムに吊るされたブランコに乗ったりと、今回はまさに「アイドルだけど……」な仕事が多かった菊池。しかしどんな場面も全力で楽しもうとする姿からは、自らが選んだ“ジャニーズアイドル”の道へのプライドがうかがえます。