グループの垣根を超え、プライベートで親交を深めているジャニーズタレントたち。音楽の趣味にシンパシーを感じ、プライベートの時間を共にしている2人といえば、Hey!Say!JUMP薮宏太と、A.B.C-Z戸塚祥太。2人の関係は双方のファンの間でも有名ですが、今月発売のアイドル誌でもお互いのエピソードを披露するなど、変わらぬアツアツぶりが伝わってきます。

1999年4月にジャニーズ事務所に入所し、その後はジャニーズJr.内ユニット「A.B.C.」として活動を始めた戸塚。一方の薮は01年9月に入所後、わずか3カ月ほどで「Ya-Ya-yah」のメンバーに選ばれました。Jr.時代はそれぞれのユニットで活動していましたが、2人の交友は当時から始まっていたようです。「duet」2013年11月号（ホーム社）では、薮が“先輩”というキーワードの問いに、

「いちばん身近な先輩はとっつー（戸塚祥太）なんだけど、オレがジャニーズ事務所に入って1カ月くらいで先輩って意識はもうなくなってた気がする（笑）。とっつーとの関係は先輩でも友だちでも親友でもなく…ピッタリくるのはブラザー！　Jr.のころ、ふたりでサッカーショップへ行って、とっつーはインテルのユニフォーム、オレはレアル・マドリードのユニフォームを買って、それを仕事現場に着て行ったりして。いつもふたりで楽しんでたね」

と、戸塚とはまるで同じ家庭環境で育ってきた兄弟＝ブラザーのような関係であると説明しています。戸塚は1986年11月生まれで現在26歳、薮は1990年1月生まれの23歳ですから、実際に本当の兄弟でもおかしくない年齢差。そして薮は「POTATO」2013年11月号（学研パブリッシング）でも、戸塚への熱い思いを吐露。

「メンバー以外でオレが不思議な縁を感じるのはトッツー（戸塚祥太）。好きなものとか人とかがめっちゃかぶってるんだよね。だから2人で『あれいいよね』って話になると止まらなくなっちゃう。そうやって熱く語り合える人がいるってすごくうれしいこと。たぶんジャニーズっていう場所じゃないところで出会ったとしても、きっと彼とは友達になってたと思うな」

と、その関係性はJr.時代から変わらず、大人になってからも趣味趣向が一致しているそうです。薮からすれば、戸塚と出会ったことは“偶然ではなく必然”ということなのでしょう。さらにHey!Say!JUMPの「ファンクラブ会報No.16」にも、

「とっつーの家へ遊びに行ったとき、ノリで『ふたりで曲を作ろうぜ！』って。詞を書いて、メロディーつけて…30分くらいで完成。タイトルは『ガラクタ』だったかな。テーマは“うっぷん晴らし”みたいな感じ。さらに、とっつーの部屋にあるレコーディング用のマイクで最初にとっつーのギターを録音。そのあとふたりでボーカル録って、完成した曲を聴きながらゲラゲラ笑ってた」

と、まるで高校生のような青春の日々を過ごしている薮＆戸塚なのでした。一方、その戸塚も「duet」11月号で、プライベートの近況を報告。その中で、薮と過ごしたとある休日の出来事を明かしています。

「オレ、オフの日は基本1食で。こないだは昼にいまハマってる牛すじ煮込み定食を食べておなかいっぱいになってたんだけどさ。そんな日に限って、夜、薮（宏太）から『サムギョプサル食べに行こうよ』って連絡があって。『オレ、あまりおなかすいてないけど』って言いつつ行ったんだ。そしたら、サムギョプサルがうますぎて、ふつーにいっぱい食べちゃった。そのあとは、ニンニクのにおいをプンプンさせながら、薮んちへ。オレが好きなアーティストのライブDVDをいっしょに見たよ。でもオレ、見ながらついウトウトしちゃったから、薮に枕で思いっきり顔面叩かれた（笑）」

人の家でウトウトしてしまうとは、かなり自由人な振る舞いですが、それだけ薮の家の居心地が良いということなのかもしれません。

そんな私生活でも気を使わない関係の2人ですが、A.B.C-Z＆Sexy Zone（菊池風磨・佐藤勝利・中島健人）が出演する舞台『JOHNNYS’2020 WORLD』には、追加キャストとして薮の出演が決まりました。やはり舞台共演ともなれば稽古期間も含めて一緒にいる時間が増えます。「Wink up」2013年2月号（ワニブックス）では、昨年11月～今年1月に開催された『JOHNNYS’World ―ジャニーズ・ワールド』期間中の裏話として戸塚が、

「今回の『ジャニーズ・ワールド（以下、JW）で、メンバー以外で一番会ってるのは、間違いなく薮。毎日必ずオレらの楽屋にくるし、本番中、オレと薮が20分くらいステージに出ない時間帯があるのね。そこは必ずふたりで、栄養ドリンクを飲む時間になってるし。このあいだは、ふたりでモツ鍋食べに行ってきたよ。マジメにJWの話をしたなぁ」

と、語っていました。ジャニーズタレント同士、切磋琢磨しながらも、素に戻れば心が通じ合う“ブラザー”と呼べる2人。今年の『JOHNNYS’2020 WORLD』に関連してどんなエピソードが誕生するか、注目していきたいですね。