楽しそうでなにより！

赤西仁のハリウッドデビュー作となる映画『47RONIN』が、いよいよ12月6日に公開されます。同作は、「忠臣蔵」をベースに、新たなオリジナルストーリーを展開する3Dファンタジーアクション。赤西にとっては2010年公開の主演映画『BANDAGE バンデイジ』以来の映画出演だけに、ファンの期待も高まっています。

主演は『マトリックス』シリーズで知られるキアヌ・リーブスで、キアヌは日英混血の同作オリジナルキャラクター「カイ」役。赤西はカイの親友で、大石内蔵助の息子である大石主税（おおいし・ちから）を演じています。ほかにも真田広之、浅野忠信、柴咲コウ、菊地凛子らが出演。監督は、これまでCMなどを手がけてきた新進気鋭のカール・リンシュ氏で、『47RONIN』が長編映画デビュー作となります。

赤西は黒木メイサとの結婚が事後報告だったことによるペナルティーとして活動自粛に入ってしまったものの、同作の公開も影響してか、今年の6月から1年5カ月ぶりに活動再開。11月18日の記者会見、19日のワールドプレミア、25日放送の『SMAP×SMAP』（フジテレビ系）に登場するなど、プロモーション活動のために露出が急増。復帰後はライブ活動が中心だっただけに、多くの赤西ファンが色めき立っています。

そんな中、赤西ファンの間で話題になっているのが、カール監督のTwitter。記者会見が行われた18日ごろから、自身のTwitterに赤西の写真を続々とアップしているのです。監督が自撮りした2ショット写真や、舞台裏で撮影したとみられる、赤西・真田・柴咲の3ショット、サムズアップ（親指を立てるポーズ）を決めたカメラ目線の赤西の姿も見られます。

ウェブ上での写真使用に厳しいジャニーズ事務所ですが、監督の場合はそうした“暗黙の了解”を知らないのでしょう。赤西ファンからは「素の仁が見れてテンション上がった」「共演者との素敵な写真を載せてくれてうれしい」といった喜びの声が上がり、ファンはカール監督のことを「カールおじさん」と呼んでいました。

そのことを知った監督は、なんと自身のTwitterアイコンを、スナック菓子でおなじみの「カールおじさん」の写真に！　アイコンは22日ごろに変更されたようですが、ファンは「嫌がらないどころか、なんてユニークな人」「懐が深いし、遊び心がある」と、大興奮。未公開写真を載せてくれるうえに、赤西ファンを大事にしてくれるカール監督の好感度はグングン上昇しています。

そもそも監督は、殺陣や乗馬のトレーニングを重ねるなど並々ならぬ情熱で作品に挑む赤西について、「主税役は彼しかいない」と絶賛しており、赤西のことをいたく気に入っている様子。2人の良好な関係は撮影終了後も続いているようで、先日の記者会見ではこんな一幕もありました。

「会見ではカール監督の次に赤西が入場したんですが、赤西は『ウェーイ！』という明るいノリで近づき、監督と笑顔で握手していました。その後、柴咲や真田も後に続いて入場しましたが、監督と入場時に絡んだのは赤西だけ。また、監督はほかの出演者が話しているときは真剣に頷いているのに、赤西が発言するときだけ、にこやかに笑っていたのが印象的でしたね。フォトセッションが終わって退場するときも、2人は仲が良さそうに話してました」（会見を取材した記者）

赤西が監督との親睦を深めているのは良いニュースですが、同作については気になる点も。予告編では菊地がいきなり龍のような化け物に変身する“トンデモ”場面があり、予告編を見た人がネット上で「忠臣蔵どこいった？」「いろいろツッコミどころあり過ぎ」などと酷評。公開前から内容や客入りについて不安視されています。

当初は12年冬の公開予定だったものの、再撮影やVFX（視覚効果技術）の調整などを理由に、何度も公開延期になった『47RONIN』。せっかく公開に漕ぎ着けたからには、こうした現場の仲のよさが興業に結び付けば良いのですが……。果たして、公開後はどんな評価を下されるのでしょうか？