そんなに目立ちたいなら、塚リカで観劇するぐらいのサービス精神を！

10月2日、東京・青山劇場で上演されたV6坂本昌行・長野博・井ノ原快彦出演のミュージカル『ON THE TOWN』で、ジャニーズJr.の増田良が目撃されました。ジャニーズファンがTwitterに書き込んだ内容によると、増田は一般発売用とみられる席に座っていたそうで、もともと「V6ファン」であることを公言している増田だけに、ファンからは「事務所に頼めばいいのに」「かわいい」と高評価。普段はファンに応援される側のジャニーズタレントたちですが、増田のように、時には彼らも“いちファン”のように行動する場合もあるようです。

前出のジャニーズファンのツイートによれば、増田は当初、自分の存在に気づいた周りのお客さんに「シーッ！」というジェスチャーをし、騒ぎ立てないようにお願いしていたとか。係員に大体の席を案内され、座って本を読んでいたそうですが、座る座席を1列間違えてしまい、あらためて自分の席に移動していたという報告もありました。

ジャニーズタレントの出演舞台やコンサートでは同じ事務所のタレントが勉強のために見学に来るケースが散見されますが、その場合は関係者用の席が設けられています。しかし、増田はこれまでに雑誌などでV6の話をすることも多い“ガチオタ”。「POTATO」（学研パブリッシング）2013年10月号では、坂本主演舞台『シルバースプーンに映る月』について、

「6月にやってた坂本（昌行）さんの舞台が見たくて、自分で当日券売り場に並んだの。でも、順番がきてカウンターに行ったらなんとお金が足りなくて。『あ、大丈夫です…』って言いながら帰ったときは、寂しいというより悲しかった（笑）」

と、語っていることからも、今回も事務所を通してではなく、自分で取ったチケットで観劇していた可能性が高いとみられています。もちろん事務所にお願いして席を確保してもらうこともできるはずですが、いちファンとして「自分でお金を払ってV6を見たい」ということなのかもしれませんね。

さらに、増田と同様に同じジャニーズ所属のタレントの舞台を「自腹で購入した」という見方を強めているのは、ジャニーズJr.の川島如恵留です。川島は東京・パルコ劇場で10月13日まで上演されていた、A.B.C-Z塚田僚一の出演舞台『イット・ランズ・イン・ザ・ファミリー』の3日の公演を観劇。川島は自身が出演した舞台『PLAYZONE』の楽屋に塚田の写真を飾っているというほどの塚田ファンですが、あるジャニーズファンの書き込みによれば、友人が劇場のエレベーターで川島に遭遇し、「これからチケット買うんだけど、あそこで大丈夫かなぁ？」と尋ねられたそうです。支払うのは事前に事務所で確保してもらったチケットの料金なのか、それとも自ら予約した当日券の料金だったのかは不明。川島は幕が上がる前に塚田不在で行われる声だけのお芝居から大ウケしていたそうで、舞台を存分に満喫したようです。

一方で、そんな塚田自身は、『ON THE TOWN』の10月14日の昼公演を訪れたところを、ファンに目撃されています。一般客と同様に青山劇場にやって来た塚田は、入り口の『ON THE TOWN』の看板をいろんな角度から自分で写真を撮ったかと思えば、ほかの人にまで写真撮影を頼むほど熱心に看板＆自分の姿を写真に収めていたとか。

また、同日夜にはシアタークリエで行われたジャニーズJr.の屋良朝幸主演ミュージカル『道化の瞳』を“ハシゴ”した塚田。ここでも入口前に貼ってある舞台のポスターと写真を撮影していたそうで、その場を目撃した人のツイートによると、塚田はスタッフに携帯電話を渡し、「スミマセンもう一度！」と、何度も撮り直しをさせていたとのこと。塚田の場合は前出の2人と違って事務所が用意した見学席で観劇したものとみられますが、同じ事務所のタレントの舞台へ行き、ファンと同じようにポスターと記念撮影をするという行為は、天真爛漫な塚田ならではかもしれません。

このようにジャニーズタレントなのに、自社タレントの公演でいちファンのような振る舞いをしているところを目撃された3人。ついつい親近感を覚えてしまいそうですが、特に増田や川島にとってはもはやファンと同じく“自分の担当”を応援に来た、貴重な時間。彼らのファン活動に遭遇した際は、そっと見守ってあげたいものですね。