とはいえ、RIP SLYMEのSUには「憎いッス」って言われてたよ！

1月24日に放送されたスペシャルドラマ『新ナニワ金融道』（フジテレビ系）でSMAP・中居正広と共演したSexy Zone・菊池風磨が、中居の男前な対応を明かしています。バラエティ番組ではMCとして出演者を仕切る一方、明るく元気でおバカなキャラクターを見せることも多い中居。一般的には後者のイメージの方が強く広まっていますが、テレビ番組でタレント・ベッキーの相談に応じる姿が「かっこよすぎる」と話題になったことや、スタッフや共演者に気前よくプレゼントを贈った話が定期的に漏れ伝わるなど、その人柄の良さはファン以外にも認知され始めています。

『新ナニワ金融道』では、金融会社「帝国金融」の新入社員・大平隼人役を演じた菊池。同シリーズは1996年にパート1が放送され、05年までに6作が制作された人気シリーズですが、新加入となった菊池にとって相当なプレッシャーがあったことは想像に難くありません。そんな菊池に手を差し伸べた人こそ、事務所の大先輩である中居だったそう。菊池は「POTATO」2015年1月号（学研パブリッシング）で、中居について、

「会う前は大先輩すぎて少し怖いイメージがあったんですが、実際はすれ違うときにお尻を触ってきたり、隅の方でひとりでいた僕を『こっち来いよ』ってみなさんのいる場所に呼んでくれたり、いろいろ気遣ってくださる優しい方でした。芝居だけじゃなく、人としてもいろいろ勉強させてもらってます」

と撮影現場の裏話を語っていました。そして「Wink up」2015年3月号（ワニブックス）ではその続報として、

「クランクアップの日、雑談で欲しいモノの話になったとき、『中居さんのお古のバッグが欲しいです』って話したのね。そうしたらその数時間後、中居さんが『これ、持っとけよ』って新品のバッグをプレゼントしてくださったの！」

と興奮気味に明かしているのです。雑談でちょっと話したことを、後輩のためにすぐに実行してくれたその優しさに感動したようで、「自分も将来、周りの人への思いやりや気配りができる人になりたいって思ったよ」と憧れを口にする菊池。さらには「POTATO」3月号でもバッグをもらったときの状況を報告しており、

「『墓まで持って行きます！』ってお礼言ったら、中居さんには『アホか（笑）』って笑われた。もし自分が後輩とかにプレゼントを贈るってなったら、多分もうちょっと恩着せがましく渡しちゃうと思うんだよね。でも中居さんにはそういうのが一切ない。そこが本当に中居さんらしいというか。頂いたカバンは、めちゃめちゃ大切に使わせてもらってます」

と男前な言動に敬意を表しながらも、中居らしいシャイなリアクションを暴露。大みそかの『NHK紅白歌合戦』の現場ですれ違ったときは、チラっと目が合った際に“指差し確認ポーズ”をしてもらい、「すげーうれしかった」とか。

一方で「Wink up」3月号では、菊池と同様にかつて連続ドラマ『婚カツ！』（フジテレビ系、09年放送）で共演したKAT-TUN・上田竜也も、中居の“神対応”を告白しています。上田は「今まで出会った中で、一番『尊敬できる人』って思った人はどんな人？」という質問に、「やっぱり中居さん」と回答。共演時は上田が緊張しないように裏で気を回してくれたといい、

「このあいだFNS歌謡祭で一緒になったときも話しかけてくれて、何年経っても優しいなって思った。そういう人ってアニキ肌なのかもしれないけどいいよね、すごく頼れる！　実力から何まで、すべてを尊敬できる人だし、そういった部分をあえて見せないところも本当にステキだと思う」

とコメントしていました。上田も、先輩風を吹かすわけでもなくさりげない優しさや配慮ができる中居を尊敬しているよう。ドラマ共演から5年以上の月日が経過しているものの、いまだに目をかけてあげるところが、中居の面倒見の良さを物語るエピソードです。

共演した後輩が続々と中居の裏話を披露するものの、先述のように中居はとてもシャイな性格。本人にとって、後輩がメディアを通じて自身の“良い人エピソード”を話すことは、本意ではないのかもしれませんね。