今月の2日から始まったシアターコクーンの舞台は、タイトルが「ミシマダブル」。三島由紀夫が晩年書いた戯曲2作、「サド侯爵夫人」と「わが友ヒットラー」を、ほぼ同じセットで同時上演しています。
ヒットラーというのはもちろん、世界史に出てくるドイツの独裁者、アルドフ・ヒトラーのこと。「わが友ヒットラー」は、ヒットラーが、親友であると同時に彼に絶対的な忠誠を誓ったレームを粛清してしまう事件が描かれています。
三島由紀夫が、レームを自分に、そしてヒットラーを天皇になぞらえて書いたのではともいわれている奥深いストーリー。高潔で切ない三島由紀夫、もといレームを演じているのは東山紀之で、ヒットラーを演じているのは生田斗真です。
ポスターは、生田がヒットラーに扮していますが、タイトルはレームにとっての「わが友」ですから、すなわちレームの視点になっています。
いずれにしても、現代の私たちの生活では少し理解が難しいストーリーかもしれません。それだけに、東山と生田のジャニーズコンビの迫力ある演技が説得力を問われる高度な舞台です。
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