4月25日からTBSで深夜生放送の歌＆トーク番組『カミスン！』がスタートしました。
司会は中居正広です。

初回ゲストははAKB48、キマグレン、徳永英明、ドリームモーニング娘。、持田香織、SMAPと深夜番組の常識を打ち破る豪華メンバーでしたが、中居はお得意の突き放しモードのMC。

「歌い終わったらすぐに帰ってもらいます」といって、実際にゲストは僅かなトークと歌で次々退場していきました。

『とんねるずのみなさんのおかげでした』（フジテレビ系）の「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」や、かつてはビートたけしが素人参加番組でそのような「冷淡な進行」を行っていましたが、深夜番組に業界最前線で活躍するゲストを集めて、大胆にもそれを行っているもったいなさが新機軸です。

14日放送の『中居正広のSome girl’ SMAP』（ニッポン放送）でも、「中居クンの司会は斬新」というリスナーのハガキが複数紹介されました。

「もうね、会議までいかなくても、こんなふうにしたい、あんなふうにしたいって（スタッフとはいろいろ話し合いました）。まあ、かぶりたくない。『ミュージックステーション』とか、『HEY！HEY！HEY！』とか、もうひとついえば『うたばん』。全部にかぶりたくないんだけどもなっていうところから、ステージがあって、MCセット真ん中にあったらいいね、みたいな話から始まって。まわりが歌セットだと良いねえっていって。それ、面白いかなーみたいな。で、曲終わったら話聞きたいねえみたいなと。あとは、お客さんと対面したいな、横並びはいやだなと。この3つだけでもだいぶ新しいんじゃないかな、なんて話をしてて」

自分の番組とも差別化、というより「棲み分け」を考えなければならない。レギュラーの多い人気者ならではの悩みです。

ただ、これだけでなく、中居にはもうひとつの悩みが。

「ただねえ、月曜日って僕、レギュラー番組（の収録）がない日だったんですよ。で、こういう形で（生放送の）『カミスン！』が始まって。その日の時間の使い方が全く……。だいたい、月曜日、ご飯のタイミングとかもちょっとむずかしくて。何はともあれ深夜1時までやって、（収録の終わった）1回目、2回目の時は反省会みたいなことをして。2時とか、2時半近くなるじゃないてすか。そこから風呂入って、結局寝るのが5時頃になっちゃうんですよね。もう（火曜日昼にレギュラーの）『いいとも！』地獄ですよ。眠くてしょうがない。これ、まださあ、『まだ』っつっちゃ失礼か。『中居正広のSome girl’ SMAP』で良かったですよ。眠くて。眠いのよ。思い出しましたよ。『オールナイトニッポン』やってて、あれ1時～3時じゃないですか。家帰ってくるの4時じゃないですか。じや、家帰って寝れるかって。6時とか7時になっちゃうんだよね」

それでも引き受けたところに、「自分はMCで食べていくのだ」という中居の強い自覚と決意が感じられます。

明日（16日）の同番組のゲストは阿部真央、KAT-TUN、DiVA、Perfume、福原美穂×AI、矢井田瞳と発表されています。新機軸のMCぶりに期待しましょう。

『Jマニア120』特集記事では、SMAPが東日本大震災とどう向き合ったかが書かれています。