4月23日放送の『HEY!HEY!HEY!』(フジテレビ系)にSMAPが登場しました。昨年末生放送で同番組に出演したものの、収録はなんと16年ぶり。冒頭から痛快なトークを飛ばす木村拓哉や中居正広に反して一言も話そうとしない稲垣吾郎に、松本人志が「そろそろ吾郎ちゃん、しゃべってもらってもいい?」と話を振ると、稲垣は昨年の生放送で松本の隣に座ったとき「キミ芸能人なのに目力ないね」と言われたことを明かします。スタジオが大爆笑に包まれるなか、松本は「アレはアクシデントやね」と逃げの発言。
続いてメンバーの思い出の曲を紹介するコーナーへ。香取慎吾は“ジャニーズに入って初めてバックダンサーを務めた曲”として、スケートボーイズ時代に踊った光GENJIの「ガラスの十代」、“SMAPの曲の中で特に大好きな曲”として1991年発売の「正義の味方はあてにならない」を挙げました。1枚目のシングルが売れず、2枚目のこの曲でいきなりコミカルな感じに方向転換。結局SMAPが1位を獲れたのは12枚目だったという話から、「最近の子たちは必ず1位じゃないですか」と淡々と香取が言うと、「え? 当たり前のように1位になることにイラついてんの? “オレら、ものすごい苦労してきたやんか”って感じ?」「難しい先輩になってんの!?」と浜田雅功と松本が総ツッコミ。これには香取もタジタジで、「いやいや、売れなかったからって、ちょっとフザけた曲にした大人たちが面白いなと思って……」と答え、視聴者をドキドキさせました。
また小さいころはアニメが好きだったという草なぎ剛は、“父親に初めて買ってもらったレコード”として「ガッチャマンの歌」、“カラオケに行ったら必ず歌う曲”として「SHAKE」を挙げました。「よく友だちとカラオケに行くと(SMAPの歌を)“歌ってくれ”って言われるんですけど、大体歌えないんですよ。ほらパートが違うじゃないですか! 『夜空のムコウ』とか『世界にひとつだけの花』とかもひとりじゃ歌えないワケなんですよ。ひとりでSMAP歌えって言われてもこちとら困ったもんですよ!」とまくし立てます。「唯一自分で全部歌えるのが『SHAKE』と『セロリ』なんですよ」と、カラオケで必ず歌うというよりも、“これしか歌えない”事実を語りました。
木村は“淡い記憶がよみがえる曲”として1981年発売の松任谷由美「守ってあげたい」を挙げ、「ガチで女の子を好きになったときにこの歌を友だちが聴かせてくれて、“あ、すっげーなぁ”って。そこからエネルギーをもらって背中押してもらって告白したら、“好きな先輩がいる”って言われて。それから3年間くらい、女子はもういい! っていう気持ちでした」と苦い恋の思い出を話しました。また“幼い頃、両親に買ってもらったレコード”として挙げたのは1975年に発売され大ヒットとなった「およげ!たいやきくん」。当時幼稚園に通っていた木村少年は毎日同じ場所でたいやきを買い、その姿が新聞記者にスナップされてサンケイ新聞(昭和51年2月13日・夕刊)に載ったそうで、ここでその記事が画面に映し出されます。木村にはこの頃から人を惹きつけるオーラがあったのかも? と思わせるエピソードですね。
稲垣は“大ハマりしたハードロックバンドの名曲”として1989年発売のX JAPAN「紅」を挙げます。「今はこういう感じですけれども、当時は激しい自分もいまして」と稲垣。自分でチケットを買い木村と一緒にライブに行ったこともあるそうで、「“X(エックス)!”って叫ぶところあるじゃないですか。あれになったらオレの真横で吾郎が、……この吾郎がですよ!? ハンパない、“クァーッ!” って(笑)!」と木村は両手でXを作ってのけ反り、当時の稲垣の姿を再現しました。そして“背伸びして聴いた大人の曲”として挙げたのは1989年発売のバービーボーイズ「目を閉じておいでよ」でしたが、「ギターも実は昔やっていたので。木村くんと始めたんですよ」と稲垣。エピソードにまたもや木村が登場すると浜田は「何なんココ!」と、木村と稲垣を指差して笑います。当時から稲垣は木村に絶対的な信頼を寄せていたのでしょう、「何かのときは、声がかかるんですよ」と木村は話していました。
中居は、“見るのが怖かったアニメのテーマ曲”として1975年に放送されていたアニメ『ガンバの冒険』の主題歌を挙げ、また“音楽観を変えた名曲”として1982年の五木ひろし「契り」を挙げました。「紅白の司会を何回かやらせてもらったんですけど、20代のときに初めて聴いたんです。そのときに“心に染みる歌ですねぇ”って受け答えしたんですけど、当時はよく分かってなかったんですよ。一昨年くらいに、また(五木さんが)歌ったんです。そしたらねぇ、スゴく良くて」と胸に手を当てて語ります。「男性と女性の契りですよね。“約束してるのにどっか行っちゃった”みたいな歌なんですよ。まぁ僕もいろいろ経験して、ようやくこういう歌もわかる年齢になってきたんだなぁと」とシンミリしていました。
その後、芸人のAMEMIYAがVTRで登場。「SMAPに捧げる歌」にのせ、デビューからの懐かしい映像が流れます。その中では、結成して間もなく光GENJIのライブで5分間のフリートークを任され、あまりにもスベってジャニーさんに「You die(You達、終わりだ)!!」と早くも引導を渡されたこと。マネジャーがまだいない頃に偉い人と食事をし、「何でも好きなものを食べていい」と言われたので遠慮なく最上級のサーロインステーキを頼んだら、後日事務所にこっぴどく叱られ、次は空気を読んで全員カツカレーを頼んだことなどが明かされます。そして、無類の巨人ファンである中居が開幕戦で国歌斉唱したときのVTRが流れると、まるでジャイアンのようなとんでもない歌声に「あれは断らなアカンよね!」と浜田。中居は「最初断ったんですよ、ホントに無理ですって」と当時を振り返り、国歌斉唱中、本来は背中を向けているべきジャイアンツの選手が振り返って笑っていたという事実を語ります。そして、その日のジャイアンツは負け。AMEMIYAは“中居の歌声で調子を崩した”と歌っていました。
また木村は初めて草なぎに会ったとき、てっきり外国人だと思い「What’s your name?」と話しかけたこと。稲垣は中学時代、代官山の駅のホームでオシャレしてドキドキしながらデートの相手を3時間も待ったのに来なかったこと。誠実でいい人のイメージの草なぎは、ベストジーニストの殿堂入りがかかった2003年、実はこっそり自分で10枚ハガキを送っていたこと。また、髪型をコロコロ変える香取が赤のモヒカンにした際、ファンから“今まで我慢してたけど、赤のモヒカンはちょっと……。ファン辞めます”と手紙をもらっていたことなどが明らかになりました。「ファンの人なら誰でも知ってるぐらいの話じゃないの?」と松本が聞くと、「いやそんなレベルじゃないですよ!」とメンバーはみんな首を横に振ります。なんと稲垣はこの待ち合わせの話を「今まで親にも友だちにも話したことがない」そうで、「待たせた女の子が喋ったんじゃないですか!?」と驚いていました。言った覚えのないことまでナゼか日の目に晒されてしまうなんて、いくら“目力がない”からって、やっぱり芸能人は気が抜けませんね。
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