2013年で創刊35周年を迎える「オリスタ」（オリコン・エンタテインメント）1月7日号では“新年特大号！”と題して嵐のインタビューや、ジャニーズタレントの2012年を振り返った特集「ジャニーズオールスターLOVERS!!」などを掲載しています。

この「ジャニーズオールスターLOVERS!!」は、SMAPや嵐から2012年にジャニーズ初のDVDデビューを果たしたA.B.C-Zまで、14組のメンバーの2012年のドラマ出演やライヴなどのスケジュール、読者が選んだ3大ニュース、この1年間にオリスタに掲載されたグラビアなどで構成されたもの。改めて見ると本当にいろんなニュースがあったなぁ……と感慨深いのですが、中には「Sexy Zoneの佐藤勝利が運動会で大活躍！」「山下智久が苦手と思われるバラエティにも積極的に出演」などの思わず苦笑してしまいそうなニュースや、関ジャニ∞村上信五の1人舞台でのはげヅラ姿、NEWS手越祐也が『クノール カップスープ』のCM会見でややうつろな目で“つけパン”を食べているショットなど、写真のチョイスも絶妙なので、つぶさにチェックすることをオススメします。

付録風のブックインブックには、2012年のオリコン年間ランキングとともに、12月16日に行われた堂本光一のライヴ『KOICHI DOMOTO 2012“Gravity”』大阪城ホール特別公演のレポートを掲載。アンコールで「Danger Zone」を披露した時の大胆なM字開脚ポーズや女性ダンサーを含むダンサー陣との絡みなどセクシー＆精悍なビジュアルを拝めるショットが満載です。終了後のインタビューで“MCは苦手？”と聞かれて「うん。だって話すことないんだもん……」と語っていたものの、ライブ中にかぶっていたハットが落ちた瞬間「ヅラ取れたかと思った！」、ステージ上で照明がピンクに変わったタイミングですかさず「アンタも好きねぇ（はぁと）」と、往年の加藤茶のギャグを繰り出すあたりに『新堂本兄弟』（フジテレビ系）などで鍛えたセンスが感じられます。このライヴで「次のツアーはMCなし！」と宣言していたそうですが、もったいないので誰か止めてください！

さて、今号表紙の嵐のインタビューは、全員がトラッドなジャケット姿に身を包んだファッション誌風のグラビアからスタート。各メンバーが2012年を振り返ったインタビューのほかに、6年連続で年末年始号の表紙を飾っていることから、08年以降の活動やオリスタの取材を振り返るというユニークな企画が展開されています。

この中でのツッコミどころといえば、リーダーである大野智が過去の活動のことをビックリするほど覚えていなかったこと。ドラマ『魔王』（TBS系）や『24時間テレビ31 愛は地球を救う』（日本テレビ系）への出演、嵐のツアー『ARASHI Marks 2008 Dream-A-live』、個展『FREESTYLE』開催と大忙しだった2008年を「あまり記憶がなくて（笑）」、2009年には相葉雅紀が多忙のあまり国立競技場ライブのリハーサルについていけなかったことを、櫻井翔が「そりゃ心配だったよ。5人でやってるのにひとりポンコツで（笑）」と振り返ると「よく覚えてないや（笑）」、そして2012年を「……早かったね」とまとめようとして、二宮和也に「記憶ないでしょ（笑）」とツッコまれるという三段オチ。もちろん、5人が同じ部屋に泊まって合宿を敢行したという2011年のアルバム『Beautiful World』のレコーディング秘話など、結成以来変わらない5人の仲の良さもしっかり伝わる内容になっています。

ほかにも『ATARUスペシャル～ニューヨークからの挑戦状!!』（TBS系）で共演するSMAP中居正広と＆Kis-My-Ft2玉森裕太の微妙な距離感（？）を感じさせるやり取りがツボな対談や、Hey! Say! JUMP山田涼介が『金田一少年の事件簿 香港九龍財宝殺人事件』（日本テレビ系）のロケ中の香港で迷子になるなど撮影裏話を語ったインタビューほか、新年のスペシャル番組に関するページが目白押し。一読してから番組を見れば、いろんな角度から楽しめて“二度おいしい！”かもしれません。