＜アイドル誌チェック!!＞

「POTATO」3月号（学研パブリッシング）の表紙はKis-My-Ft2。巻頭インタビューでは「全力100パーセントキスマイ」と題して、“自分の限界を超えるほどがんばった経験”をテーマに語っています。藤ヶ谷太輔は、昨年放送されたドラマ『シニカレ』（NOTTV）を振り返っています。連日寝ずに膨大な量のセリフを覚えていたそうで、「いつか限界がくるんじゃないか」と思っていたとか。すると、ある日、本当に限界がきてしまったのか、覚えたはずのセリフが1つも出てこないという事態に。「現場で台本を確認するのって自分的にもプライドがあるんでやりたくなかったの。そんなことも言っていられず確認したのに、また出てこず。あれは初めての経験だった」とのこと。結局、その日の収録はお休みになってしまったそうですが、スタッフもみんなまったく寝ていない状態だったので、逆に「救世主だよ」とお礼を言われたそうです。ドラマ収録の過酷さがよくわかるエピソードですね。

北山宏光は、Jr.時代について「自分がどこで何をやっているのかわからないまま一日が終わるみたいな日が結構あったなぁ。そのあいだもず～っと振り付けを覚えなきゃいけなかったりで。でも、そのおかげで自分のキャパがものすごく広くなった気がする」と語っていました。Jr.時代の大変さは、ほかのジャニーズタレントもよく語っているところ。短時間で何十曲もの振り付けを覚えなければならず、できなければバックのメンバーから外されてしまうという厳しさ。そんな時代を乗り越えたからこそ、今の北山があるわけです。

玉森裕太は、現在ドラマ『信長のシェフ』（テレビ朝日系）の撮影中。料理シーンで手元が映る時もすべて玉森の手だそうで、「収録の前に教わるんだけど、やっぱり難しいよ」と語り、まさに「限界なう」とのこと。「今の睡眠時間は平均3時間くらい。もともと、あんまり寝なくても平気なほうなんだけど、やっぱりドラマの収録は肉体的にも精神的にも、すっごく疲れる」と明かしていました。玉森をはじめジャニーズアイドルは、単独でドラマ出演をしていても、その合間にグループとしてバラエティや歌、そして雑誌取材などの膨大な仕事をこなさなければなりません。本当に過酷です。体力、精神力ともに抜きん出ていないと務まりませんね。彼らがいかにハードな日々を送っているかが垣間見えるインタビューでした。

Hey!Say!JUMPは、「伝えたいこと、伝わること」と題して、メンバーやファンに対する思いを伝えています。八乙女光はファンに対して「最初は人見知りなんでうちわの要求にはなかなか応えられないけど、後半はできるだけやろうって心がけてます。ピースとかウインク、バーンとかはノリノリでやっちゃうけど、訳わからないのはスルーしちゃうかも。特に歌ってるときとかは無理だから」とコメント。中島裕翔は、「最近、ギャグセンスの高い人が多くて。どう答えたらいいかわからない難しいうちわの人がたまにいるの。このあいだも、僕の苦手なしめじを持ってきてる人がいたんだ。もうちょっとわかりやすいほうが僕らも返しやすいのになぁって思うけど（笑）」と語っていました。しめじをコンサートに持ってくるとは奇抜！　みなさん、うちわはわかりやすく、リアクションしやすく！　がポイントのようです。

メンバーへの思いについては、山田涼介は「メンバーの誕生日には『おめでとう』メールを送るし、風邪をひいてるヤツがいたら『大丈夫か？』って連絡するし、常にメンバー間で気持ちはしっかり伝え合えてるかな」とコメント。藪宏太は「去年の光の誕生日には、0時ぴったりにおめでとうメールを送ったよ」、知念侑李は「去年の僕の誕生日に伊野尾（慧）ちゃんから絵文字も何もなしの『生まれてきてくれてありがとう』っていうシンプルなメールが届いたのは印象深い。僕自身は、『今日メンバーの誕生日だ』ってことに気づいたときには『おめでとう』ってメールを送ってるよ。気づかないことも多いけど（笑）」と語っていました。

知念に「生まれてきてくれてありがとう」という素敵なメールを送った伊野尾当人は、「誕生日メールも必ずとか毎年っていうものはなくて、たまたま覚えてた人が覚えてたメンバーへ送るって感じだと思う。それが気楽でいいんだけど。恒例とかになると大変だから」とわりとそっけないコメント。そっけないように見えて、実は「生まれてきてくれてありがとう」なんて感謝の気持ちをサラリと伝えてしまえるところがいいのかもしれませんね。メンバーからの気遣いのメールは、忙しい毎日を送るアイドルにとってホッとする瞬間になっているようです。