V6の岡田准一が19日、主演映画『図書館戦争』の完成披露会見に、共演の栄倉奈々、田中圭、福士蒼汰、石坂浩二、佐藤信介監督とともに登場した。
今作は、シリーズ累計300万部を突破している、有川浩の同名小説が原作。この物語は「公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まるため」に、国家がメディアを検閲することが法律で認められた2019年の日本を舞台に、「知る権利」を守る自衛組織「図書隊」が不当な検閲から本を守るために戦っていくSFアクション。岡田演じる鬼教官の堂上篤が、栄倉演じる新米女性隊員の笠原郁を熱心に指導し、恋愛に発展していくところも見どころだ。
岡田は「すごく人気のある作品の実写化をやらせていただくプレッシャーを感じながら、(『COSMIC RESCUE』から)10年ぶりに佐藤監督とご一緒できるということもあり、前の自分とはちょっと違う、成長した自分を見せられたらいいなというプレッシャーを感じながら現場に臨みました」と、佐藤監督と再びタッグをつくことの喜びを話した。また、「まじめなところもあり、ツンデレラブな部分もあり、アクションもあり、いろんな要素が盛り込まれたバランスのいい作品です。1度で2度楽しめる映画になっていると思います」と作品の出来栄えについてコメント。
撮影時のエピソードとして、栄倉が周囲にせんべいをすすめるなか、岡田だけはスルーで、代わりに「昨日はフレンチを食べた」などの食事の報告ばかり受けていたことを挙げた。それに対し栄倉は、「岡田さんはオーラがすごくて話しかけにくくて。でも、話をしないのも変だと思って、食事の報告だけはしてたんですけど、『そうですか……』って話が続かなくて」と、岡田と話がはずまなかったことを告白。しかし、台本に書いていないのに栄倉の頭をバインダーでたたき、カットがかかると「ごめんね」と心配していたというエピソードも披露されるなど、実際の岡田も劇中さながら“ツンデレ”だったようだ。
劇中で栄倉演じる笠原が図書隊員に頭を撫でられるシーンにちなみ、岡田、田中、佐藤監督が栄倉の頭を撫で、一番いい感触の人を選ぶというコーナーもあったが、栄倉が選んだのは岡田ではなく佐藤監督。岡田にとっては残念な結果になってしまった。
頭を撫でるのは“下手”だったが、岡田の演技には期待したい映画の公開は4月27日。
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